「《北欧の至宝》マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」の試写でアナス・トマス・イェンセン監督『フレッシュ・デリ』(2003)を試写で見た。
スヴェン(マッツ・ミケルセン)とビャン(ニコライ・リー・カース)は独立して新しい肉屋を開業するが、なかなかお客さんが来ない。ところが電気工事業者が事故で冷凍庫に閉じ込められてそこで死亡してしまい、スヴェンがその肉を提供したところ店は大はやりになってしまう。どうしても店を成功させたいスヴェンは殺人をはじめるが…
ダークユーモアたっぷりの「あやしい肉屋」ものである。最後に露見するかと思ったらまたひとひねりあり、ミョーにポジティブなトーンで終わるのがかえって不気味である。ミケルセン演じるスヴェンが本当にパッとしない田舎の肉屋で、どうしても成功したい…という欲にかられてしまう様子がリアルながらもコミカルに描かれている。