メーサーロシュ・マールタ監督『ジャスト・ライク・アット・ホーム』を試写で見た。
アメリカからハンガリーに帰国したアンドラーシュ(ヤン・ノヴィツキ)は見かけた犬ブンディを強引に買い取ろうとするが、ブンディの飼い主である少女ジュジ(ツィンコーツィ・ジュジャ)は強い意志でアンドラーシュからブンディを取り戻そうとする。ジュジとアンドラーシュは疑似父子のような親しみを覚えるようになるが、アンドラーシュのかつての恋人であるアンナ(アンナ・カリーナ)も絡んできて…
風来坊風な男がふとしたことから小さな女の子を世話することに…ということで、『ペーパー・ムーン』などを思わせる映画である。最初のアンドラーシュが犬を買うくだりはけっこうひどいのだが、ジュジが大変頑固で強い子で、そのペースにアンドラーシュがどんどん巻き込まれていく過程が面白い。アンドラーシュがいろいろあって最後は「家」を見つけるまでの話とも言えるし、血縁の基づく家族よりももっとうまくいきそうな家族があるということを提示している映画であるとも言える。