マノエル・ド・オリベイラ監督デビュー作『アニキ・ボボ』を試写で見た。
幼い子どもの初恋とライバル心を描いた作品である。かなりネオレアリズモっぽい…ものの、作られたのは1942年でネオレアリズムがイタリアで流行るのは翌年以降だと思うのでかなり早い試みだと思う。一方でわりと伝統的な子どものドラマっぽいところもあり、古いものから新しいものへの移行期に作られた映画みたいな感じがする。しかしながらオリベイラはこれが長編デビュー作で、10年くらい前まではご存命で映画を撮っていたわけであって、キャリアが本当に長くて充実したものだったんだな…と思った。