『ラスト・ブレス』を試写で見た。潜水士の作業中に実際に起こった事故をもとにした映画である。
飽和潜水士のクリス(フィン・コール)、ダンカン(ウディ・ハレルソン)、デイヴ(シム・リウ)は北海のガスパイプラインでメンテナンス作業をすることになり、ダンカンが潜水ベルで作業のマネジメントを、クリスとデイヴが潜水をすることになる。ところが潜水中に船でトラブルが発生し、クリスが上に上がれなくなってしまう。緊急用酸素を使い切り、台の上で倒れてしまったクリスを救出すべく、チームは決死の救命活動を行うが…
文字通り息が詰まるような展開の映画で、長いこと酸素なしでいたクリスが復活できたのはまったく奇跡である(低温のせいかな?)。深い海の中での作業じたいけっこう怖いのだが、クリスが深海に取り残されてしまうくだりはまるで悪夢みたいでちょっとしたホラーだ。『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』でイーサン・ハントがわりと華々しくやっていたことをリアルにやっている感じで、まあもちろんあんな感じにはならない…というか、ちょっと失敗するとすぐ死が迫ってくる過酷な環境だということがわかる。