『入国審査』を見てきた。
ベネズエラのカラカス出身のディエゴ(アルベルト・アンマン)とバルセロナ出身のエレナ(ブルーナ・クッシ)はアメリカの移民ビザが出て移住をすることになり、ニューヨークから入国する。ところが二人は別室に呼ばれ、執拗な尋問を受けることになる。やがてエレナが知らなかったディエゴの情報も明かされ…
舞台劇みたいな密室的なサスペンスドラマで全然予算もかかっていないと思われるのだが、とてもよくできている。外国に居住するために移動したことがある人なら誰でも経験したことがあるであろう入国審査での緊張を主題にしており、ラテンアメリカ系の人がアメリカに入国する時は実際にこういうことがあるんだろうな…というリアリティがある。愛し合っているはずの二人を離反させようとするような審査官たちがまた非常にイヤな感じで、審査官対移民する二人という構図だったはずが、審査官たちの嫌がらせのせいで少し変わってくるところの力関係の変化もスリリングだ。