パヤル・カパーリヤー監督『私たちが光と想うすべて』を試写で見た。
ムンバイの病院が舞台である。病院で働く看護師のプラバ(カニ・クスルティ)とアヌ(ディヴィヤ・プラバ)はルームメイトとして一緒に暮らしているが、双方家庭生活のトラブルを抱えている。プラバはドイツにいるらしい夫が全く連絡をよこさないし、アヌには宗教の違うボーイフレンドがおり、真面目なプラバと秘密の恋に夢中なアヌは意見が合わないこともある。ふたりの知り合いである病院職員のパルヴァティ(チャヤ・カダム)は立ち退きを迫られており…
大変真面目で静かな映画で、大都会である一方、インドの保守的な習慣も残っているムンバイで女性が暮らすことの大変さを丁寧に描いている。良くできた作品で、音楽とか映像には凝ったところもある…のだが、撮り方にはたまにちょっと荒削りというか、「そこ揺らす必要あるかな?」とか「そんなに寄る必要あるかな?」みたいに思うところもあり、非常にゆっくりしたテンポともあいまってあまり個人的な趣味としてピンとこないところもあった。また、これも個人的な好みの問題なのだが、都会と田舎の対比のやり方にもなんとなく物足りないものを感じるところがあった。