ミュージカル『ウェイトレス』を配信で見た。
アメリカ南部の田舎町のダイナーでウェイトレス兼パイ係として働いているジェナ(高畑充希)は町でも評判の美味しいパイを作るが、夫のアール(水田航生)は虐待的でまったく夫婦の仲はうまくいっていない。ところがジェナの妊娠が発覚し、みてもらうため出かけた病院で会った新任の医師ジム(森崎ウィン)とジェナはいい仲になってしまう。ジェナはダイナーの老オーナーでジェナのパイのファンであるジョー(山西惇)からパイコンテストに出ることをすすめられるが…
途中までは夫に虐待されてパイ作りで憂さ晴らしをするジェナがかなりかわいそうなのだが、そこまで暗くはならず、全体的にカラっとしていて女性の自立を明るく描いたミュージカルである。ジェナが作るパイがとにかく美味しそうで、人魚マシュマロパイなどはいったいどうやって作るのかと思うほどキレイである(ただしブルーベリーベーコンパイ、お前はダメだ)。ダイナーの女性3人が全員違うキャラで面白く、可愛らしい高畑ジェナはもちろん、パッとしない地味な女の子だったのが不思議な出会いの後に電撃結婚するドーン(ソニン)、うるさいところはあるが優しいところもあるベッキー(Lilico)の3人がわちゃわちゃと仲良くしているところを見るのは楽しい。ずっと子どもを生むことについて乗り気でなかったジェナが最後に赤ちゃんを産んだ瞬間いきなり強くなるのはちょっと母性偏重っぽい気もしたのでそこは少し引っかかるのだが、楽しい作品ではある。