以下の内容はhttps://saebou.hatenablog.com/entry/2024/12/27/000600より取得しました。


令嬢からIRAテロリストに、ビックリするような実話の映画化~Baltimore (配信)

 Baltimoreを配信で見た。今年お亡くなりになった実在の人物で、上流階級の令嬢からIRAテロリストになったローズ・ダグデイルの実話を映画化した作品である。

www.youtube.com

 お話はローズ(イモジェン・プーツ)がかかわった絵画盗難事件を軸に、フラッシュバックでローズのそれまでの人生を少しずつ描くというものである。上流階級の令嬢でデビュタントになり、オクスフォードで学んだインテリ女性であるローズは自分の属する階級やイギリスの政策に対して批判的で、北アイルランドで一般市民が殺された報道を目にしてショックを受けたことをきっかけに過激なIRA活動に深入りしていく。ローズはIRAの仲間たちと貴族の屋敷であるラスバラ・ハウスに侵入し、そこの高価な絵画コレクションを盗んだ後、絵画を刑務所に入っている仲間の釈放と引き換えに返すという取引をすることを目的に田舎の家に潜伏する。

 わりと真面目で深刻なタッチのスリラーで、けっこうプーツの演技を見る映画である。だいぶやばい人である一方、フェルメールをはじめとする盗んだ絵画を心から評価する眼を持ち合わせており、妊娠中でお腹の子どもを大事にして話しかけたりするような優しいところや、急に不安になるような弱いところもたっぷりあるローズの複雑なキャラクターがうまく描かれている。盗みに入る時にローズが身元を誤魔化すためいにすごくクセのあるフランス訛りを装うのだが、それが後でポロっと出てしまって疑いにつながるあたりの描写がちょっとアホっぽい一方で妙にリアルである。このフランス訛りを装うという展開はローズが女優の絵を見て演技について考えるくだりと重なっており、盗んだ絵の内容が展開にちゃんと絡んでくるあたりも芸が細かい。 

 なお、ローズの人生については伝記が出ているので、これは日本語に翻訳されてもいいのでは…と思う。

 




以上の内容はhttps://saebou.hatenablog.com/entry/2024/12/27/000600より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14