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アメリカ合衆国大統領候補になった黒人女性議員の伝記もの~『シャーリー・チザム』(配信)

 『シャーリー・チザム』を配信で見た。黒人女性初のアメリカ下院議員であり、女性及び黒人として初めて民主党の大統領予備選挙に候補者として参加した実在する議員の伝記映画である。

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 基本的にシャーリー(レジーナ・キング)が議員になり、有力な政治家になって大統領候補を目指し、結局は予備選で敗退するまでを史実にのっとって手堅く描いた映画である。最後は撤退することになるのでまあ勝利して終わる話ではないのだが、黒人女性が大統領予備選に出馬してそこそこの人気を博すことができたというだけで大きな業績だし、身の危険を感じるようなことが何度もあったり、資金が調達できなくて試行錯誤したり…というような苦労が丁寧に描かれている。アメリカの大統領予備選というのは他国に住んでいる人間には非常に複雑怪奇なシステムだと思うのだが、この映画でも誰の代理人を誰に譲ったとか、日本やヨーロッパに住んでいるとあまり聞き慣れないような政治的駆け引きの話がたくさん出てきて、そこが一種のヤマ場になっている。全く立場の違うジョージ・ウォレス(W・アール・ブラウン)が暗殺の標的になった時はきちんと見舞いに行ったので支持者からは不評だったがウォレスからは筋を通す政治家として尊敬を勝ち得たとか、思想による分断を煽るのではなく人間同士で尊敬しあうのが大事だということが強調されている一方、やっぱり女性はなかなかアメリカ大統領になれないんだな…ということを描いている作品でもあるので、最近のアメリカの政情を考えるとキツい映画でもある。

 シャーリーを演じるレジーナ・キングの演技はいるし、アフリカ系のベテラン俳優を揃えていて役者陣は充実している。妙に息が合っているアーサー(テレンス・ハワード)とは予備選の後に結婚(シャーリーは既婚者だったのだが、離婚してすぐ再婚したそうだ)しました…みたいな話が最後にさらっと説明されているあたりもちょっと面白い。メインキャストの中では唯一の白人男性である若いロバートをルーカス・ヘッジズが演じており、最初はおっかなびっくりだったがシャーリーの押しの強さに背中をひっぱたかれるような感じでキャンペーンに入り、どんどん成長していくあたりが少々コミックリリーフ風に(ただしたまに非常に深刻なことも交えつつ)描かれている。




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