The Problen with Peopleを見た。これはアメリカ予算だが舞台はほぼアイルランドという映画である。
アイルランドの田舎(ウィックローあたりらしい)に住むキアラン(コルム・ミーニイ)は、死期が近づいている老父ファーガス(デズ・キョー)からアメリカにいて縁が切れてしまっている遠い親戚に会いたいと言われ、ニューヨークにいるバリー(ポール・ライザー)を探し当てる。離婚や病気でトラブル続きだったバリーはシングルマザーである娘ナタリア(ジェーン・レヴィ)にすすめられ、休暇がてらアイルランドの親戚を訪ねることにする。バリーに会ったファーガスは強く感動し、財産の半分をバリーに残して亡くなる。遺言を見たキアランは穏やかではなく、そこからふたりの足の引っ張り合いが始まる。
のどかなアイルランドの田舎を若干ステレオタイプに描いたカルチャーギャップコメディで新しさはないが、ミーニイとライザーのコミカルな掛け合いのおかげで気楽に見られる。ふたりとも食えない中年男で、利益に目ざといところはけっこう共通点があり、くだらない意地の張り合いを続けてけっこうなおおごとになってしまう。最後は同性婚を村人たちが盛大に祝って大団円になっており、こういうゆるめの気軽なコメディ映画にレズビアンロマンスと同性婚が日常生活の一部として出てくるのは『恋するプリテンダー』に続いて良い傾向だと思った。