オスカー・ワイルドまつりの一環として、オスカー・ワイルドの家で上演されるThe Importance of Being Oscarを見てきた。これはミホル・マクリアモルが1960年に作ったひとり芝居で、オスカー・ワイルドの人生を、作品の朗読をまじえながら説明するというような作品である。今回の上演は短縮版だそうで、マイケル・ジャッドが演じている。
短くしてあるが、ワイルドの生涯を簡単に知るにはちょうどいい長さで、要所要所で入る代表作の朗読も楽しいし、気軽に楽しめるし作家の人生を知ってもらうという点で教育的でもある作品である。なお、作者のマクリアモルはゲイだったのだが、この芝居は何しろ昔の作品なので、オスカー・ワイルドとボウジーの泥沼不倫についてはかなり表現が控えめで、恋愛とか同性愛とかいうような言葉を使わずに表現している。一方で1960年にワイルドをこれだけ称賛し、地元の文化人として位置づけるような作品は新しかったのではないかと思う。なお、昨日見たA Man of No Importanceもワイルドの詩人としての側面を強調していたのだが、この作品もそうで、ダブリンの人たちにとってはワイルドは詩人なのかな…と思った。
なお、メリオンスクエアにあるワイルドが子どもの頃に住んでいた家のレクチャールームみたいなところで上演だったので、もちろんおうちも見ることができる。少々ヴィクトリア朝風が装飾が残っている一般民家という感じで、パネルや本などが多少ある程度で展示は少ないが、雰囲気はいい家である。







