ペドロ・アルモドバルの短編「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」を見た。
西部劇ロマンス映画である。保安官のジェイク(イーサン・ホーク)のもとに、遠くからかつての恋人シルヴァ(ペドロ・パスカル)が会いにくる。ふたりは旧交をあたためるが、どうもシルヴァのドラ息子がジェイクの義理の妹を殺したらしいことがわかってくる。シルヴァは息子を逃がそうとするが…
『』のさらに先を描くみたいな作品だが、悲劇的な終わりになりそうに見せかけて、ちょっとひねったなんとなくあたたかみのあるオチがあり、そこは一歩進んでいると言える。とにかくホークとパスカルの息の合った演技を見る作品で、正攻法のロマンティックな恋愛ものだと思う一方、台本じたいはどんな役者でもこなせそうなポテンシャルがあると思った。たぶんアルモドバルは西部劇もロマンス映画も大好きなのではと思うので、随所に映画愛が感じられる作品でもある。アルモドバルは「ヒューマン・ボイス」でも短編形式で実力のある俳優にちょっと変わったことをさせて味を引き出すというようなことをいたのだが、この路線でもっといろいろやってほしいと思った。