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細川眞『虚と実の狭間で−シェイクスピアのディスガイズの系譜』

 細川眞『虚と実の狭間で−シェイクスピアのディスガイズの系譜』(英宝社、2003)を読んだ。

 

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細川 真
英宝社
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 シェイクスピアにおけるディスガイズを論じるというもので、新プラトン主義的両性具有観に基づいてシェイクスピア演劇の異性装を見ていくという序論で述べられている発想や、芝居において変装する支配者とマキャヴェリズムの関連などの話はとても興味深いと思った。とくに面白いと思ったのは『ヘンリー五世』の分析で、いろいろなディスガイズを通じてヘンリー五世の王の二つの身体の調和がどのように表現されているかという話は演出の統一感を出すためにも役立ちそうな分析だと思った(卒論がちょっとこれ系だったので個人的に関心がある分野で…)。

 ただ、他の研究者の研究をものすごくたくさん本文で引用していてどこが自分オリジナルの論点なのかかなりわかりにくくなっている章がいくつかあり、とくに『尺には尺を』に関する章などは「ここまで先行研究によらなくても注でいいのでは…」と思ってしまった。

 




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