さて、オークランド最終日。エウェルム・コテージというオバケが出るらしい19世紀の古民家を見学する催し+そこで古刊本の調査。
外観。めんこいコテージである。

ヴァイセシムス・ラッシュというイギリスの聖職者とその妻のブランチのために1864年に建てられた古民家らしい。

カウリという木材で作られたそうな。

ラッシュ夫妻は1850年に大量の本を持って移民してきたらしい。

…で、ここは日曜しかあいてないちっちゃい博物館なので貴重書閲覧室がなく、なんと展示室の一画で古刊本の調査をすることに。



二日前に問い合わせたのにすごく親切に対応してくれて大感謝。こういう古刊本類はブランチ・ラッシュが祖先(演劇の専門家だった)から受け継いだものなのだが、こういうでかい本をたくさん箱に入れてわざわざ19世紀の半ばにイギリスからニュージーランドまで船で地球を半周して持ってきたのかと思うとまさにピアノ・レッスンの世界である。ロマンだなぁ。

で、この古民家はパーネル(!)という地区にあり(何か運命を感じるな)、調査終了後そのへんをちょっとぶらぶらしたところカテドラルを見つけたので入ることに。

外観はそうでもないが、内装がすごく変わってる。

イギリスとか大陸のカテドラルでは見かけないスタイル。マオリふうなのかぁ。






で、なんとこのカテドラルにはさりげなく「酢の聖書」(Vinegar Bible)が展示されてる!!


1717年に出た出版史では有名な聖書で、VineyardがVinegarに誤植されてるというもの。しかし、こういう貴重書類がさりげなく展示されているとは…シェイクスピアフォリオを四つも持っているオークランド市立図書館といい、ニュージーランドには実は結構貴重書が眠っているのでは?










