今日は南イングランドで一番大きいクリスマスマーケットと思われるバークリスマスマーケットに行ってきたのだが、マーケットは夕方ライトアップされた後のほうがよかろうと思い、昼は近くのブリストルを見物してきた。
ブリストルのテンプル・ミーズ駅。

観光するならここで降りること。ブリストルは非常に大きい街なので、他の駅で降りるととんでもないことに…ただ、テンプル・ミーズ駅も観光地区とはそんなに近くない。
雪が降ってたいへん寒い中、まずはブリストルテンプル教会へ。



第二次世界大戦で爆撃された中世の教会遺構だそうで、とても雰囲気のある廃墟。雪をかぶっているあたりも非常にわびさびな感じ。
次は側にある聖メアリ・レッドクリフ教会。


これも中世にできたもので、エリザベス一世いわくイングランド一美しい教区教会だとか。






…たしかにそうかも。バースアビーも教区教会としては群を抜いて綺麗だが、あそこはもとは修道院だからちょっと性格が違うしなぁ…アングリカンの教区教会で外見も内装もこれだけ古くて個性的なものはめったに見かけないかもという気がする。オススメ。
教会内にあった水を使った科学アートみたいなもの。

なんか科学と宗教を融和させたいんだと思う…けどイマイチよくわからない歯切れの悪いキャプションがついてた。
さて、街の中心部へ。全然人がいない…再開発されたらしいウォーターフロントも空き店舗が目だって、とても不景気な感じ。

あと川風が強くてえらい寒いのもちょっと不況感に拍車をかけてる感じ。
ミレニアムスクエア。

ここにはいろいろなブリストルゆかりの人の銅像があり、持ち物で誰だかわかるようになっている。
ウィリアム・ペン。フィラデルフィアを作ったほうじゃなく、その父親のほうかも(父ペンはブリストル出身)。

ウィリアム・ティンダル。聖書を翻訳中。

さらに街のほうに歩くと、ブリストル大聖堂前で準備中のデモ隊に遭遇。

もちろん学費値上げ反対デモ。今日は三度目の一斉抗議行動ということでロンドンでもデモがあるとかいう話だったのだが、前回より小規模だったせいなのか正確なデモの集合時間・集合場所とかがよくわからず(なんかデモはトラファルガー集合っていう話をきいたんだけど時間がイマイチはっきりしなくて、一方でキングズの学生はカレッジの講堂に集合とかいう話もあって情報が混乱)、また既にデモの日付が出る前に自分で30日の鉄道チケットを予約してお金払っちゃってたせいで結局今日のロンドンデモには出なかったのだが、ブリストルのデモを観察できてこれは案外いい選択だったかもと思った。
ブリストル大聖堂。



うーん…かなり修復されているそうで、少なくともメインの部分は他の大聖堂に比べてとくに個性があるとかは思わなかったのだが…
大聖堂チャプターハウス。

ここは地味だけどなかなか味が。
ブリストル博物館(入場無料)。




飛行機の特設展をやってたんだけど、機体そのものの展示はこの程度なのでちょっと物足りないかなぁ…
ホールにあるブリストルの"folk hero"であるらしいバンクシー(地元出身)の彫刻。

…なんかさー、ブリストルってすごく景気の悪そうな街なんだけど、この彫刻ちょっとそのイメージにあいすぎてるよね。イングランドのおとぎ話で、妖精が暴れたりすると異常気象が起こるとかいう話があったりするんだけど、よくわからないんだけどバンクシーってひょっとしてイングランドではいたずらする妖精みたいな位置づけなの?
恐竜コーナー。ブリストルの街を表している恐竜。

剥製コーナー。昔ブリストルの動物園で絶大な人気を誇っていたというゴリラのアルフレッドさん。

剥製はあまり好きではないのだが、なぜ研究には剥製が必要なのか、剥製の保存はどうするのかなどについて解説パネルがあってそれは面白かった。
絵画コーナー。17世紀初頭の仮面劇の衣装をつけた女性の絵が見れてよかった。

書き手はわからないらしいが、解説同様"enigmatic"な絵。
子供用の教育コーナー。


ここは面白かった。平易な文章で「アートってなに?」みたいな話を例を使って考えさせるもの。
このほか、自然誌コーナーや陶器コーナーなど。三階建てで結構充実している。ミュージアムショップはこんな感じ。

さて、この後有名なクリフトン吊り橋に行ったのだが、これ、エイヴォン渓谷の切り立ったところにかかっていてものすごい丘の上にある。しかも街中からとても遠いので、歩いていったのは失敗だった…しかもいっぺん間違って丘を降りちゃってもう一回登ったし、これだけで足が棒。
下から見た吊り橋。


19世紀にできたもので、大変貴重な建築物らしい。設計者はイザムバード・キングダム・ブルネルというすごい名前の人。見た目もなかなか味わいがある。
脇から見た吊り橋。



この後、歩いて丘を下ってグレートブリテン号へ。

これ、しばらく客船として稼働した後フォークランド諸島で倉庫として使われていた客船で、クリフトン吊り橋と同様ブルネルが設計したらしい。全体を見られるように結構工夫した展示方法になっている。
船の下部。



穴が…フォークランドであいたのか?

付属博物館。


この船の歴史についていろいろなことがわかるのだが、ちょっとごちゃごちゃしてるかなー。
わりと手の込んだ展示品。



…うーん、つまらなくはないのだが、これで学生9.5ポンドは高い。船舶史に興味ある人ならともかく、そうでない人はサウサンプトンやグリニッジの海事博物館のほうが勉強になると思う。船全体の展示ってことでは他にもやってる博物館あるしねー。スクリューも甲板も両方見れるっていうのがちょっと特徴ではあるが…
あと、このグレートブリテン号のチケット売り場のバイトさんがすごいブリストル訛りで全然わからなかった!訛りに非常に特徴があるという話はきいたことがあったのだが、こんなとこでホンモノを聞けるとは。ひょっとしてわざと観光客向けに訛りのすごいバイトさんを雇ってたりするの?
さて、吊り橋に行くとき迷ったせいでだいぶブリストルで時間をロスしてしまったので、バースへ出発。駅まで川沿いを歩いていくことにした。

うーん…フォークランドか。


二時半でこの暗さ、とっても悪天候。人があまりいなくて景気が悪そうなのに、どうも街中でデモが頻発しているためか警官だけはよく見かけるという別の意味でも暗い感じ。
ブリストル、テンプル教会遺構と聖メアリ・レッドクリフ教会はとても綺麗で見る価値あると思ったんだけど、街中はとても不景気そうでつらい感じだったなぁ…あと、こういうことは言いたくないが、街からかなり遠いところにある吊り橋が街きっての観光資源とかってちょっと色気がないよねぇ。













