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N・K・ジェミシン 『オベリスクの門』『輝石の空』

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読み終わった本の記録。Kindle版。

3作すべて読み終わりました。

オロジェニー以外の新語・造語が続々と出てきて、読み解くのが大変でした。〈魔法〉〈銀〉〈コアストーン〉〈奥義〉などなど、私の理解は合っているのか確信がなかなかもてないものだから、戻ったりする部分が多くてなかなか進まなかった。

3作すべて読んだところの正直な感想。そんなに高い評価を得たポイントはどこなのかちょっと分からなかった。私の読解力や想像力が貧弱なのかもしれないが。

石喰い視点で明かされる「種明かし」の部分が、この長い歴史でどうして明かされてこなかったのかという点に疑問が残る。それ早いとこ共有しておけば、〈季節〉へのもっと別の対処方法が生み出せたのではないか?と感じてしまう。

エッスン母娘の成すコトの重大さは「セカイ系」のそれである。なぜ彼女たちでなければならなかったのか。あるいは過去に幾度もあった「戦い」の最後の1つだったのか。

そういう必然性が見いだせないところが「季節」のための都合のよい装置のように感じられてしまった。訳文の難しさ(魔法や銀の謎!)も相まって、没入して読むことができなかった。

特別な力を持った者たちが差別され、次の世代には別の差別を生み、しだいにその歴史さえ分からなくなっていく構造の提示の部分にはOhと唸りました。

黒人差別の歴史。母娘の相克。たぶんベースにあるそういった部分を、自分の物語として消化できる度合によるのかもしれない。それらがSFとファンタジーと融合し、現代の読者に届くという面は大きな成果のようにも思える。




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