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小林泰三『記憶破断者』

読み終わった本の記録。

めちゃくちゃ面白くて、日中いっぱいで一気に読んでしまった。

記憶改竄能力のシリアルキラーと、前向性健忘の主人公 田村二吉。どうなる? どうする?の連続のテンポと描写がとても良かった。

読者は、この時系列を怪しみしかし想像で補い、本当かそうでないのか信じながら疑いながら読んでいくしかない。この構造が、短期記憶の消失と繰り返しという境遇と非常にマッチしている。何かがオカシイとどこかで分かりながらも、信頼できない記述に頼るしかない。善良にしか見えない主人公のことでさえ、本当か?と疑いながら読み進めるしかないのである。

映画『メメント』のあらすじと似ているといえばそうだが、わたしとしてはJOJO 6部「ジェイル・ハウス・ロック」を思い出しました。

そしてラストである。難しく考える必要はないのかもしれないけど、ググってしまいましたよね。

どうも連作のようで、①『』 の1篇「垝憶」、②『』の「路上に放置されたパン屑の研究」が先にあるようです。心が落ち着いたら読んでみたいので、自分用にメモ。




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