私の過去作『ハーフダラーを探して』が電子書籍化されました!
『東京タブロイド』同様、富士見ミステリー文庫で書かせていただいた作品でして、コンゲームとかケイパーものと呼ばれるタイプになっております。つまり詐欺師が悪人から金を巻き上げるってヤツですね。
この頃はライトノベルが数多く出ていまして、ジャンルとして固まりつつある気配がありました。ジャンルとはいえそれは漫画っぽい空気感みたいなものと認識されていまして、ストーリーやジャンルはむしろ自由という有り難い風潮もありました。ライトノベルは、キャラクターが立っていて掛け合いがイケててちょっと非現実的な空気感があれば好きなものをやってもいいという作家にとっての実験場であり、世間にあまりないものを生み出す自由な空間だったわけです。
そんなわけでヤング・アダルトのコンゲーム誕生と相成りました。全体の軽さとミステリーっぽいトリック、それと相反する変な深刻さに当時を感じていただければ幸いです。2000年代の頃の空気満載となっております。当時は社会派だったり露悪的だったり暴力的だったりしたんですよ。当時を知る方は懐かしさを、お若い方は時代のズレを楽しんで欲しいところです。
本作は三巻終了。つまり3部作となっています。完全打ち切りのようにブツッと終わるものではないですが、ラストに『人間の証明』とか『太陽にほえろ!』とかそっち系の終わり方を感じていただけるようになっています。
素晴らしいユキヲ様の表紙、挿絵とも収録されております。現在のファンの方には気になるところかと思いますので、是非ともお買い上げの方、よろしくお願いいたします!
読んでください!