レノボとNECのPC事業の合弁会社「NECレノボ・ジャパングループ」のブースで世界最軽量のノートPCを試す!

千葉県の幕張メッセで2016年10月4日(火)から7日(金)までの4日間に渡ってIoT(Internet of Things)の総合展示会「CEATEC JAPAN 2016」が開催されています。

前回はレノボ・ジャパンのブース内におけるレノボ(Lenovo)やモトローラ(Motorola Mobility)のスマートフォン(スマホ)を紹介しました。

今回は、続けて同ブースのレノボおよび合弁会社のNECレノボ・ジャパングループ(以下、NECレノボ)のノートパソコン(PC)や未来的なコンセプトモデルの展示をお送りしたいと思います。

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軽量を売りとしたPCのみという思い切った展示手法

レノボ以外のNECレノボのノートPCは世界最軽量を謳う「LAVIE Hybrid ZERO」シリーズのみを展示していました。

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片手で楽々と持ててしまう程の軽さを実現

最新モデル「LAVIE Hybrid ZERO HZ330/FAS」は、約11.6インチディスプレイを搭載したノートPCで、重さは約786gです。ディスプレイ部分がキーボードから取り外せる2in1仕様になっており、ディスプレイ部分のみのタブレット仕様では重さが約398gと圧倒的な軽さを誇っています。

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重さ1キロを下回りながらWQHDタッチパネル液晶を搭載

また360度ディスプレイが回転する機構を備えた「LAVIE Hybrid ZERO HZ750/FAB」は、インテル「Core i5・i7」シリーズのSoCを搭載したハイスペックPCです。常用するには必要十分以上な性能を持ちながら重さ約926gと1kgを割り込んでいます。またバッテリー駆動時間も公称9時間と謳っており、充電器なしでも十分使っていけそうです。

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物理的なキーボードが存在しない「YOGA BOOK」

続いて、レノボが9月27日に発表したばかりのノートPC「YOGA BOOK」。ノートPCということに疑問を感じるほどに小さいYOGA BOOKは、約690gの超軽量で、厚みが9.6mmと携帯するには持って来いな超コンパクトサイズとなります。

さらに2048段階の筆圧検知を搭載し、付属されるペン先を「タッチペン」あるいは「ボールペン」の2種類から選んで使用することができます。上記の写真のように、紙を載せて筆記すると紙とデータそれぞれに筆記されるので、スケッチなど幅広い用途に使えそうです。

OSはAndroidとWindowsのモデルがあり、無線LAN(Wi-Fi)モデルのほか、LTEモデルも用意されています。なお、最も安価なAndroidかつWi-Fiモデルは39,800円(税別)です。

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自在に変形できるコンセプトモデル「Folio」

レノボは、将来への製品への応用が期待されるコンセプトモデルとして、2つのモデルを展示しました。1つめは「Folio」で、大きな1枚のディスプレイを真ん中で折り曲げることができます。折りたたむとスマートフォン(スマホ)として動作し、伸ばすとタブレットとして動作するようです。

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リストバンド型端末への応用が期待される「Cplus」

2つめは自在に折りたためるディスプレイでありながら、一定の形状記憶性能を持たせた「Cplus」です。こちらは、スマートウォッチとスマホを切り替えられるモードを搭載しています。

どちらのコンセプトモデルも1台で2役を満たそうとしているモデルであるという点は共通しており、レノボが今後どのような製品を企画しているのかが想像できます。

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レノボの今後の革新的な製品に期待!

レノボはここ数年、モトローラやIBMのPC部門を買収したり、NECのPC部門との合弁会社を設立するなど、世界的に非常に力を増している企業です。

今回展示されたコンセプトモデルは、今までにない発想で、実用化される日には大きな注目が集まると思われます。世界的にもディスプレイの技術開発競争が加速する中で、レノボがどのような魅力的な製品を今後発表していくかが問われると思います。

記事執筆:雪華


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CEATEC JAPAN 2016 ( シーテック ジャパン 公式サイト )
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