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発売前のニコンD500とD5に触れる! |
神奈川県にあるパシフィコ横浜/大さん橋ホールにて2016年2月25日(木)から28日(日)まで開催されているカメラと写真の総合展示会「CP+2016」(主催:一般社団法人カメラ映像機器工業会)が開催されています。
ニコンでは今年、リオデジャネイロで開催されるオリンピックに合わせて発売するフルサイズイメージセンサーを搭載するフラグシップカメラ「D5」と、ひと回り小さいAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載する兄弟機とも言うべき「D500」を中心に体験スペースを設けている。
さらに、先日発表されたばかりの1インチセンサーを搭載したハイエンドコンパクトデジタルカメラ「DL」シリーズ3機種のタッチ&トライコーナーも人気だ。今回はこのニコンブースの最新機種を紹介していく。
![02](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/b/2/b29fc470-s.jpg)
D500は、2009年発売の「D300s」以来の7年ぶりとなるAPS-Cサイズイメージセンサーを搭載するハイエンドモデルだ。D5の基本性能をそのままコンパクトにした静止画2088万画素、ニコン初の4K 30Pの動画撮影を可能としている。一瞬を逃せないスポーツ撮影に対応する秒間10コマの連写速度を実現している。シャッター音は軽快で気持ち良い連写ができた。
D5譲りの動体撮影に強い153点AFは、D500のファインダーいっぱいに広がっており動く被写体を画面全体で捉え続けることができる。また、焦点距離も35mm判換算1.5倍となるためフルサイズ機よりも望遠撮影に強いというメリットがある。
![03](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/a/6/a6a4df30-s.jpg)
タッチパネルを搭載した背面液晶は、上下にチルト可能だ。動画撮影時や三脚撮影時に重宝嬉しい機能だ。
![04](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/b/a/baa3bee9-s.jpg)
フラグシップモデルのみ搭載だった高速メモリーカードXQDカードがAPS-C機初搭載となり、さらにSDカードのデュアルスロット仕様となっている。XQDカードの高速性は1ファイル約15MBを超えるRAW画像データを最大200コマまで連写し続けられる。発売は4月下旬を予定している。
![05](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/c/e/ce516d9a-s.jpg)
オリンピックイヤーにニコンが満を持して投入するD5は2082万画素フルサイズセンサーと、秒間12コマで被写体を追い続けることができる。さらに常用感度ISO 102400に加えて拡張感度ISO 3280000相当までの高感度撮影を可能としている。
![06](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/5/6/56520577-s.jpg)
D500同様背面モニターにはタッチパネルを搭載しているがチルト機能はない。プロ仕様ということもあり、タッチパネルに触れてしまって希望する動作をしないことがないよう、タッチ操作は再生画面のみに限定している。
4K動画の撮影にも対応し、撮影した動画から1コマを切り出して800万画素の静止画として保存可能だ。発売は3月を予定している。
![07](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/c/2/c29d292f-s.jpg)
![11](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/4/2/42461faa-s.jpg)
さらに直前の2月23日に発表されたばかりのコンパクトデジカメDLは、搭載するレンズ違いで3機種がラインナップされている。基本機能は3機種とも同じで、同社のレンズ交換式1インチミラーレスカメラ「Nikon 1」譲りの秒間20コマで被写体を追い続ける位相差AFを搭載している。さらに、4K動画撮影を可能とし静止画も動画も得意としている。
![08](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/4/8/489dd826-s.jpg)
広角レンズを搭載する「DL18-50 F1.8-2.8」は、高級レンズに使用される「ナノクリスタルコート」をコンパクトデジタルカメラとしては初採用となる。それだけ力を入れていることはもちろんだが、広角レンズゆえに光が多く入り込むため必須次項なのだろう。
![09](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/c/c/ccff30f3-s.jpg)
標準レンズを搭載する「DL24-85 F1.8-2.8」は、約3cmまで近寄って撮影を可能とする「スーパーマクロ」機能や望遠85mmでもF2.8の明るいレンズF値を実現し使い安さを特徴としている。なお、この2機種はレンズの根元に焦点距離に対応した切り替えを持っており、単焦点レンズのように固定して使うこともできる。
![10](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/d/e/de7c2bc2-s.jpg)
望遠撮影を得意とする「DL24-500 F2.8-5.6」は、安定した望遠撮影を行えるよう約236万ドットの電子ビューファインダーを搭載する。一眼レフカメラのようなボディーながら約780gの重さで広角から超望遠までオールマイティーにこなせるという特徴をもつ。超望遠4K動画撮影を可能としている点も見逃せない。
![12](https://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/4/e/4e6a9b94-s.jpg)
今回展示されている最新カメラと一部のコンパクトカメラが、スマートフォンと常時接続による写真転送「SnapBridge」に対応している。カメラとスマートフォンおよびタブレットをBLE(Bluetooth low energy)で常時接続し、画像の転送時にWi-Fiに接続をして高速転送するようだ。
その他、ニコンブースではD5の高速連写体験や、高画素機「D810」や「D750」によるモデル撮影体験コーナーも人気だ。
記事執筆:mi2_303
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