6c3fcff1.jpg
超タフな国内初のWindows8.1スマホを写真でチェック!

東京・お台場の東京ビッグサイトにおいて5月14日(水)から16日(金)まで日本国内最大のITに特化した11の専門展の合同展示会「JAPAN IT Week 2014春」が開催されました。

今回の記事では、第4回スマートフォン&モバイルEXPO春エリア内のパナソニックブースにて展示されていた、今年3月に発表され、6月発売予定の法人向けWindows Embedded 8.1搭載のスマートフォン「FZ-E1」(パナソニックではタブレットPCに位置付けられていますが)を写真で紹介します。

○凄まじいまでの耐久性を誇る法人向けWindowsスマホ
パナソニック製タフパッドFZ-E1は法人向けのWindows Embedded 8.1を搭載したスマートフォン(スマホ)で、3mからの落下に耐える耐衝撃・IP65およびIP68準拠の防塵・防滴・防水性能に加え、80cmの高さから400gの鉄球(鋼球)をディスプレイへ落としても耐える設計や-20℃から60℃の超低温、超高温環境でも利用できる対温度設計・ノイズサプレッサー(雑音を打ち消す機能)を持ち、通話用マイクも3基搭載し騒音の大きいところでもこちらからの話が伝わりやすくなっているなど、“過酷な環境にも耐える物理的な意味での最強”なモデルに仕上がっています。

OSはWindows Embedded 8.1を搭載。一般ユーザーにはあまり馴染みのないこのOSはWindows Phone 8.1と同等の機能を持つ、主に法人向けの組み込み機器に採用されるプラットフォームです(細かくはもう少し違うところもあるのですが、長くなるので今回は省きます。一般のコンシューマユーザーはこのくらいの認識で大丈夫だと思います。)。

つまり、国内向けに初めて登場する正規のWindows Phone 8.1準拠のスマートフォンと言っても過言ではないでしょう……たぶん。
04
ソフトウェア(OS)表記がWindowsEmbedded8.1になっています


01
表面(写真=左)と裏面(写真=右)

表面には5インチのHD(720×1280ドット)のタッチパネルディスプレイおよび通話用スピーカー、近接・照度センサー、通話用マイク×2、外部スピーカー(ステレオ対応のため2基)、約130万画素のインカメラ、NFCセンサーが搭載されています。

なお、NFCセンサーはディスプレイの中に配置されています(写真での「ニュース」のタイル付近)。ディスプレイ下の機能スイッチは左から「戻る」「ホームボタン」「検索窓呼び出し」キーとなっています。

背面には約800万画素のアウトカメラとマイク、カメラ用のフォトライトがついています。フォトライトは一般的なスマートフォンのものよりかなり輝度が高い明るいものとなっています。

また、背面にあるバッテリーカバーはスライドロックでガッチリと守られており、バッテリーカバー内には128GBまでに対応したmicroSDカードスロットとmicroSIMカードスロットがあります。なお、バッテリー容量は6200mAhと一般的なAndroidタブレットさえも追いつけないレベルで大きく上回る非常に大容量なものな上(同程度サイズ比)、ホットスワップ(電源を切らないままでのバッテリーの交換)に対応しています。

02
天面(上側)と底面(下側)


天面(上面)にはバーコードリーダー(スマホにあるカメラでQRコードを読み取るものでなく、レジやPOSで使われるタイプの専用のもの)、3.5mmヘッドセット端子(使用時はカバーを開く必要があります)と電源キーがあります。底面にはクレイドルや専用充電台と接続するための外部バスコネクターがあります。バスコネクターは金属部の接点が剥き出しですが、濡れたり埃を被っても大丈夫です。

03
右側面(写真=左)と左側面(写真=右)


右側面充電用コネクタ端子(DC-IN)ともう一つのmicroSDカードスロット、機能スイッチ(カメラキー)があります。左側面には機能スイッチが3つ(音量±キーと電源キー)があります。

本体サイズは165mm(高さ)×87mm(幅)×31mm(厚さ)で、堅牢さを維持するためではありますが、5インチスマートフォンとしてはかなり巨大です。重量も約430gとタブレット端末クラスの重さです。

通信についてはLTEのほか、3G(W-CDMA/HSPA+およびCDMA 1X 2000 EV-DO)に対応しており、NTTドコモおよびau、ソフトバンクモバイルの3キャリア対応、本体自体もSIMフリーとなっています。他にも、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠に対応した無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 4.0へ対応しています。

あらゆる過酷な環境にも耐えられるスーパータフな端末となっています。説明員によると「本機は完全に法人用として発表したはずなのに、個人で購入希望の問い合わせが予想以上に多かった。」とのことで、「ある程度はあると思っていたが、予想以上に多く問い合わせがある。」と話していました。ちなみにパナソニックから個人への販売は行っておらず、購入を希望する場合、法人として申し込むか、法人端末の取扱を行っている別の業者から購入をすることになります。

それでは、最後に実際に操作している動画を要しましたのでご覧ください。


記事執筆:河童丸


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
タフパッドFZ-E1 | パソコン(法人向け)| Panasonic
スマートフォン&モバイルEXPO
このエントリーをはてなブックマークに追加

タグ :