ついにテレビ視聴&録画に対応した「フォトパネル 06」は買いだ!

既報の通り、NTTドコモは10日、2013年冬から2014年春にかけて発売および開始する予定の新機種、新サービスを発表する「2013-2014冬春モデル新商品発表会」を開催し、テレビ視聴や録画に対応した東芝製のデジタルフォトフレーム「フォトパネル 06」(以下、フォトパ6)を発表した。2013年12月上旬に発売する予定。

前モデルの「フォトパネル 05」(以下、フォトパ5)では動画や音楽再生に対応したが、今回のフォトパ6では、ワンセグおよびフルセグに対応したモデルとなる。発表会の展示会場において、このフォトパ6を実際に試すことができたので紹介する。

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本体正面。左がブラック、右がホワイト

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本体背面。左がブラック、右がホワイト

本体のサイズは約157(H)×243(W)×25(D)mm、質量は750g、ディスプレイは約9.0インチで解像度は800×480ドット。

カラーバリエーションは「ブラック」と「ホワイト」の2色展開で、メインカラーはブラック。前回のフォトパ5では、ディスプレイ周囲もブラックとホワイトでカラーが分けられていたが、今回のフォトパ6では、どちらもブラックとなっており、正面からは色の違いが分かり難い。ディスプレイのサイズや解像度はフォトパ5からの変更はない。

1930mAhのバッテリーを搭載する予定だが、バッテリーの取り外しはできない仕様。IPX5等級の防水性能にも対応する予定、カメラはこれまで通り搭載されない。


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本体上部側面にはアンテナを搭載

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本体下部側面には各種スロットなどを配置

本体上部には、電源ボタンを搭載し、電源がON/OFFでLEDランプが点灯/消灯する。電源ボタンの隣に消音ボタンを配置し、さらに立てたり寝かせたりできるアンテナを備えている。

本体下部の蓋を開けると、ドコモminiUIMカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、SDカードスロット、外部入力アンテナ端子が並ぶ。SDカードスロットは、最大32GBまでのSDメモリカードおよびSDHCメモリカードに対応する。フォトパ5では、本体正面向かって右側面に搭載されていた各種スロット類が、フォトパ6では本体下部に変更されたことになる。

また、背面には、ロック解除キーやスピーカー、壁掛け用の穴も用意されている。一見するとフォトパ5からのデザイン的な変更点があまりないように見えるが、よく見ると各種端子類やボタン、またスピーカーなどほぼ全ての部分において位置やデザインが変更されており、全く別物といった印象だ。


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メニュー画面

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フルセグ視聴時のメニュー画面表示

メニュー画面もフォトパ5からデザインなど変更されているが、引き続き大きなアイコンや文字で見やすく分かりやすいメニューを意識した画面表示になっている。

また、フォトパ5ではスタイラスペンによる操作や入力を行っていたが、今回のフォトパ6からは静電容量式のタッチパネルに対応し、一般的なスマートフォンやタブレットと同様、指によるタッチ操作が可能になっている点大きなポイントとなる。

フルセグは、視聴および録画に対応しており、画面表示のメニューにも「録画」キーを設けている。さらに、内蔵のROM容量が少なめとなっているのだが、テレビの録画はSDメモリカード(外部メモリ)にできるのだという。また、Wi-Fi(無線LAN)にも対応しているため、テレビだけではなくYouTubeの視聴もできる。

フォトに関する機能としては、新たなバージョンを含むスライドショーが13種類用意されているほか、フォトデータに各種フィルターやフレーム、ラクガキ、コロコロスタンプなどを使って編集できる機能も搭載されている。先述のように、指で操作でき、画面サイズも大きいので、こうした写真編集はスマートフォンよりも操作しやすい印象を受けた。

なお、画像フォーマットはJPEG、BMP、GIF、PNG、動画フォーマットはH.263、H.264、MPEG-4、音声フォーマットはAAC、AACLC、HE-AAC、MP3、MIDI、AMR-NB、AMR-WB、PCM、Oggvorbisにそれぞれ対応する予定。

フルセグ対応にも関わらず画面解像度が低いのが非常に残念なところだが、そこはREGZAで培った映像技術やディスプレイパネルの向上により補うとしている。

ほぼ「テレビ」として訴求できるレベルだが、説明員によると、現時点ではテレビ訴求は考えずこれまでのフォトパネルのシリーズで展開したいということから今回は6世代目のデジタルフォトフレームとして展開することになったという。ただ、今回のフォトパ6の動向を見てテレビとしての訴求が可能になるのであれば今後は検討するかもしれないという。

最後に、フォトパ6の概要やテレビ、フォトについての仕様を中心にハードウェア、ソフトウェアのさまざまな特長を実際に操作しながら説明員に解説をしてもらったので、その様子を動画で紹介する。


S-MAX:東芝製「フォトパネル 06」ファーストインプレッション


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◯主な仕様
機種フォトパネル 06
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約157×243×25
質量(g)約750
ディスプレイサイズ約9.0インチ TFT液晶
解像度800×480 ワイドVGA
対応画像フォーマットJPEG、BMP、GIF、PNG
対応動画フォーマットH.263、H.264、MPEG-4
対応音楽フォーマットAAC、AACLC、HE-AAC、MP3、MIDI、AMR-NB、AMR-WB、PCM、Oggvorbis
表示可能文字数タイトル:全角15文字(1行)
メッセージ:8行
スライドショーパターン13種類
自動縦横判別
外部メモリSDメモリカード(2GB)
SDHCメモリカード(32GB)
主な機能・対応サービスエリアメール、動画・音楽再生、照度センサー、タッチパネル、フォトコレクション
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応)◎/◎
ブラック
ホワイト
製造メーカー東芝

※今回試した展示機および仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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