そういうわけで、少し進んだので、今までの理解を書きとめておきたい。
この考える技術、書く技術 という本、
原題は The Pyramid Principle(ピラミッド原則)
副題は Present your thinking so clearly that the ideas jump off the page and into the reader's mind.
(あなたの思考がページから飛び出て、読者の心に飛び込むくらい明快に表現する!)
となっていて、
要は、明快に書く為のピラミッド原則の本 なのだ。
その構成は
PART1:ピラミッド原則:文章表現における論理
1.なぜピラミッド原則か
2.ピラミッドの土台
3.ピラミッド構造の作り方
4.導入部の作り方
5.演繹と帰納、その違いについて
6.いかにして構造に焦点をあてるか
PART2:ピラミッド原則:思考における論理
7.グループの順序を考えよう
8.問題解決の過程を考えよう
9.要約の作り方を考えよう
10.読みやすい言葉に言い換えよう
のようになっている。
さて、どうしてピラミッド原則が必要なのだろうか?
そもそも、ピラミッド原則とは何だろうか?
ピラミッド原則が必要なのは、人間の脳の働きによる。
すなわち:
・脳は、何かを理解するために、自然に情報をピラミッド型に整理する。
・既にピラミッド型に整理された情報は理解しやすい
・従って、文章を意図的にピラミッド型のアイディアに構成すると理解しやすい。
この事を明らかにする為に、以下のような情景を想像してみよう:
- - -
朝起きると、あなたはパートナーに買い物に行くよう頼まれた。
「ミルクとジャガイモと卵を買ってきて」オーケイ。あなたはミルクを買いに行くことにする。でも、その前に顔を洗って歯を磨かないと。歯を磨いていると、「グレープフルーツもお願いしていいかしら?」オーケイ・オーケイ。グレープフルーツも買ってこよう。
洗面所を出て着替えを取りに行くと「あら、ニンジンとオレンジとサワークリームも切れてた。お願い!」と言われる。ニンジン・サワークリーム・オレンジね。はい。
着替えを済ませ、靴を履いていると「バターも無い!」バターか、わかりました。ドアを閉めようとすると「リンゴも頼んでいいかしら!?」
はて、一体、私は何を買えばよかったのだったか。
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かなり意図的に「わかりにくい」文章だが、この「買い物リスト」は
乳製品
・ミルク ・卵 ・バター ・サワークリーム
果物
・グレープ ・オレンジ ・リンゴ
野菜
・ジャガイモ ・ニンジン
のように整理すれば、よく頭に入ってくる。
買うべきものは乳製品と果物と野菜の三種なのだ。
この
乳製品
・ミルク ・卵 ・バター ・サワークリーム
というような構造を、本書では「ピラミッド」と呼ぶ。
一見して分かるように、ピラミッドの上部(乳製品)は下部(バター・ミルク)の「要約」や、「抽象的表現」であり、下部(バター・ミルク)は、上部(乳製品)の具体的な説明になっている。
次回は、この「ピラミッド」ってどんなものなの?というお話。