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歳徳神は頗梨采女で青龍権現という話

 先に「焔摩天像」と「摩怛利神(またりじん)図」を同時期に手に入れたという話を記事にしましたが、同じく当時もう一尊お迎えしていたご尊格がおりました。

 それがこのお軸です。とても美しい女神様ですね。

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 「弁才天」というタイトルで出品されていたのですが、私は「これは吉祥天であろう」と思って入手しました。しかし、このお軸を前のブログで紹介しましたところ「それは吉祥天ではない」と指摘され「歳徳神」であると教えていただきました。

 「歳徳神」を検索すると「恵方巻」の記事で解説されているページをよく見かけます。

 それもそのはず歳徳神(としとくじん、とんどさん)は、陰陽道で、その年の福徳を司る神である。歳徳神の在する方位を恵方(えほう、吉方、兄方)、または明の方(あきのかた)と言い、その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされる』ウィキペディアにも解説されている通りですね(^^)

 何度かこのブログでも紹介したように、当時の私的には自分の元にやってきた(まあ買っただけなのですが)ご尊格は「ご縁があった」ことに感謝し、いろいろ調べるようにしています。すると多くの場合、ご本尊の准胝尊とかかわりが強かったことを知り驚いたりする。

 ただ、さすがにこの「歳徳神」に関しては私のご本尊である准胝尊や焔摩天との関係はあまりないように感じました。

 ところが……

 少し調べると「歳徳神」=「頗梨采女(はりさいじょ)」という情報をゲットします。これは安倍晴明が編集したとされる占い実用書『三国相伝陰陽かんかつほき内伝金烏玉兎集(略称:ほき内伝』の以下の記述が論拠になっているようです。

 「歳徳頗梨采女也、八将神母也、容顔美麗忍辱慈之躰也」

 「頗梨采女(はりさいじょ)」という女神は昨日の記事で話題にした「牛頭天王」のお妃とされています。ですから昨日の記事で紹介したように「牛頭天王」は焔摩天の眷属(もしくは同体)である可能性があるので、やはり焔摩天に縁のある尊格であることが分かりました。

 さらに「頗梨采女(はりさいじょ)」というのは八大竜王の一柱「娑伽羅龍王」の第三皇女であり、つまりは法華経提婆達多品に登場する八歳の龍女ということになります。

 この龍女さまは「空海の雨乞い」で有名な淳和天皇からの命で行った「雨乞いの祈祷」で空海が請来させた「善女龍王」と同体とされ、さらにこの善女龍王准胝観音の総本山ともいうべき醍醐寺に鎮守として祀られる「清瀧権現」と同体とされます。

つまり「歳徳神」=「頗梨采女」=「娑伽羅龍王第三皇女(法華経の八歳の龍女)」=「善女龍王」=「清流権現」ということ。

 これだけ揃えば、私的にはもう納得です。すなわち頗梨采女牛頭天王のお妃としては焔摩天との繋がり。龍女としては青龍権現として醍醐寺の准胝尊との繋がり。ちなみに准胝仏母の蓮座の下にはやはり八大龍王のメンバーである「難陀龍王跋難陀龍王」が眷属としております(娑伽羅龍王とは喧嘩して仲悪いようですが!?) 

 我が家の軸に見られるお姿ですが、青龍権現のお姿として有名な絹本著色清滝権現像 畠山記念館の絵画とかなり似ていることが分かります。

ja.m.wikipedia.org

 この絵では、我が家の歳徳神同様に右手に宝珠を持っていますね(吉祥天は左手が多いですよね)。服装の感じもよく似ています。

 ということで、吉祥天だと思って購入したお軸がまさか焔摩天、准胝尊とも縁が深い女神さまだったことに今更ながら驚いています。

 

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