秋の七草の一つとしてフジバカマ(Eupatorium japonicum)があります。キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物です。一ヶ月以上前に昆虫観察会(https://blogs.yahoo.co.jp/rplelegans130/16475377.html)で訪れた公園に、今日再度出向いたところ、フジバカマを見つけました。高さ1 mくらいの群生になっていました(写真1)。

フジバカマの花は夏の終わりから秋の初めまで咲くといわれていますが、11月に入っても結構残っていました。花はマゼンダ色で房状に多数咲いており、中から白いめしべがヒモのように伸びています(写真2、3)。

フジバカマの自生地では密生した群落になると言われていますが、日本では現在生息地が狭められているようで、絶滅危惧種になっています。なお、フジバカマの名で市販もされていますが、これはフジバカマとサワヒヨドリの雑種のようです。
以前、長崎でフジバカマを吸蜜するアサギマダラやタテハモドキを見たことがありますが、この花もチョウに好まれるようです。
ここではキタテハが乱舞しながら、吸蜜していました(写真4)。この時期どこ行っても最も普通に見られるチョウの一つです。

キタテハは数えただけでも4頭はいました。写真5は上の写真とは別個体です。左の前翅に少しキズがあります。

さらに、別の個体です(写真6)。

イチモンジセセリもいました(写真7)。

ちょっと不思議に思ったのは、すぐそばにコスモスの植栽があって、そこにはヒメアカタテハやモンキチョウが集まっていたのに対し、フジバカマにはキタテハしかいなかったことです(イチモンジセセリは両方にいました)。偶然なのでしょうか、それともチョウによって選り好みがあるのでしょうか。