『悪魔のいけにえ4kリマスター版』を観てきました。
”死の恐怖”というものがあまりにもプリミティブで強力なので、「アバター3D」より体感として没入感が強いというあたりに「映画とはなんなんだ」と思わせるものが詰まっておりますね。
夏の休暇にテキサスにドライブにでかけた若者5人組。途中でガス欠になり、廃屋で休憩する。近所に発電機を回しているらしき家をみつけてガソリンを分けてもらうために忍び込んだ二人は出てきた男に次々殺される。友人ふたりを探しに来た仲間たちも次々と殺され、ついに最後の一人が生きたまま不気味な一家に捕らえられる。……というような話でした。
じつはね、昨年末のあるとき、私は自分の左手首が間違えていることに気付いたんです。手首も、外側にくるぶしがついておりますでしょ。私の左手は、そのくるぶしの他に内側の方にももうひとつ小さいくるぶしがあったんです。
「・・・・・・ここに骨があるのは間違えているのではないか?」
と思ったんですが、何かの拍子に気付いただけで、目立つものでもないですから、そのままなんとなく忘れました。
正月に久しぶりの友人とあったりなどしたときに、ちょっとネタとして面白いかな、と思って
「じつは私は左手首が間違えているのですっ!」
と自慢してみたんです。そしたら、
と思いの外、盛り上がりました。
「ガングリオン」って、あまりにも名前の勢いが強いのでてっきり冗談かとおもいましたら、本当に「ガングリオン」っていう名前の嚢胞があるんですね。
どうも、濃縮した組織液がたまるみたいなことで、放っておけば治ることもあるし、取ることもできるけど、邪魔じゃなければ放っておくもんだ、みたいなことっぽい。
「ガングリオン」っていう名前がついた状態でそこに異物があることが面白くて、考え事するときなんかに「ねえねえ、ガングリオン」くらいの感じで内心話しかけてみたりするようになることですね。
それまで「私の手首間違ってるんじゃないかなあ?」という概念だったものが、「ガングリオン」という名前を手にいれることで、そこで物語が始まってしまい、もはや私のガングリオンは何を話しかけても面白いヤツとしてそこに居ます。名前ってすごい。
というわけで、「テキサス チェンソー マサカー」ですよ。
チェーンソー持ってレザーをかぶって、社会とは絶対的に価値観の相容れない一家が住んでいる。なんか怖いもの見たいという気持ちに「テキサス チェンソー マサカー」という名前をつけた瞬間に、もう始まってしまって、止まらない、という話でした。
なんか存在そのものが話を前へ前へ持っていってすごい。超面白い。