『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
ドルビーシネマ、3D、ハイフレームレートで観たら通常料金プラス1100円だったので動悸がしました。聞かれたってそれぞれがどんな技術なのかは今ひとつはっきりわかってないものに、1100円。
しかし、きっとジェームズ・キャメロンのやることだから、可能な限り最高の視聴環境で観にこいよって意味なんだろう、と思って頑張った。
ひょっとしたら3D映画が大々的に封切りされるのはこれが最後になるような予感もするしね!
前作から引き続き仲良く暮らすサリー家だったが、引き取った人間の子が酸素マスクの容量がなくなるとピーピー警報がなったりしてうるさいので、家族全員で捨てにいくことに決定する。そんな家族旅行の途中、賊アバターに狙われて危ない目に遭い、因縁の仲になる。賊アバターは人間の軍人と結託して武器を横流ししてもらったためサリー一家はピンチ。一家のお父さんが白人酋長的なカリスマを活かし、神様とかいろんなアバターを集結させて軍と賊アバターを滅ぼす戦争を始めるのでした……というような話だったような気がする。
197分あるんですよ。3Dメガネつけて、3時間半です。
視覚の最先端技術に興味を持つと、観客の体調に関する興味は薄れるというキャメロンの法則が働いている中、膀胱の都合というより純粋な疲労から、途中でいったんトイレに中座したのは初めての経験でした。
没入感は、たしかにすごいんです。
帰宅してから普通の画面で予告映像とか観ると「なにこれ、全然違うな」って愕然としたくらい、「ドルビーシネマ、3D、ハイフレームレート」上映はすごかった。ぶーぶー言いながら劇場に行った甲斐はありました。感動します。
とはいえ、サリー家のご家庭事情そのものにはそんなに興味がないので、思い切って第二幕は端折って、世界観への導入のシーンと最終決戦のシーンだけで90分くらいで上映してくれないかしら、とは思いました。空飛ぶゲソに軍人が絞め殺されるバカバカしい映像を、あれだけ異様なハイスペック映像で観せられるのとかは、本当に最高の映画体験なのは間違い。
長いだの、話がつまらんだの、言いたいやつには言わせておけ、という監督の強い意志を感じるので、これはもう仕方ないことですよね。
あとは、キリ役のシガニー・ウィーバーが「マザー、マザー」って言ってやたらお母さんに頼るのを観てると、最後に爆破して家出する流れになることをやっぱり期待してしまうもんです。
「今回は家出しそうにないし、残念だなあ」
と思ってたら、すごいかわいい顔して
「全員ぶっ殺せ!」
って言いはなったので、やっぱりああいうところいいですね、キャメロン。
これがシガニー・ウィーバーがマザーを爆破して家出する傑作映画だ!