『悪魔祓い株式会社』を観てきました。
入場者特典のマ・ドンソクの冷蔵庫マグネットが欲しかったんですが、ちゃんともらえたのでご機嫌です。
タイトルを観たときに、「三題噺みたいな映画だな」と思ったんです。
企画会議でプロデューサーが「はい、おもしろそうなお題ひとつずつ言っててー」って振って、一人目が「マ・ドンソク!」二人目が「悪魔祓い!」三人目が「株式会社!」って言ったので、4人目の脚本家に向かって「じゃあそういうことで、二晩で書いてきて」って、言ったみたいなノリだけど、どうなの?というのを観たかったんです。
そしたら、みはじめてびっくり。
当然もっとコメディに振ってるものと思い込んでいたんですが、意外にも本気で怖がらせに来る映画でした。
しかも韓国映画はノワールが強いですから、悪魔憑きの少女も、献身的に守ろうとするお姉さんも、かなりの迫力なんです。
その流れの中に、画面に写ってる限り絶対に怖くならないマ・ドンソクが主演となると
「これは一体どうするんだろう」
と気になって観るわけですが、結果的にはどうにもならないまま終わってしまうんでした。
とにかく怖い現場から”どうやってマ・ドンソクを遠ざけて雑魚をぶん殴らせるか”の方に尺がさかれてしまう。映画は90分しかないですから、その分メインプロットの方はものすごく説明過多になっていって
「なんかすごいいっぱい説明してくれてるけど、わりと後出し設定多くない?」
みたいな疑問の中で、あんまり接点のないマ・ドンソクのアクションとエクソシズムを観続け、「???」という戸惑いの中で映画が終わっていくのでありました。
とはいえ、すごいな、と思ったのは、マ・ドンソクが出てきて頑張ってる映画を全然嫌いになれないっていうことと、低予算感がすごいとはいえジャンル映画に対する真面目さはしっかり感じとれ、全然嫌いにはなれない映画になっていた、ってことです。
90分くらいで収めてくれるなら「今回はちょっと不発だったかなあ」みたいな映画も全然アリだと思うのよね。
というわけで無茶振りすぎてうまくまとまらなかったけど、可愛い映画でありました。
