『ウェポンズ』観てきました。
『落下の王国』のデジタル・リマスター版を観に行こうとしてたんですが、引っ越ししたばかりで不慣れな駅を使うところを、よせばいいのに時間がないからと近道とかしてたら道に迷ってチケットを棒に振るという大失態。
そんなわけで、ほぼノーマークだった『ウェポンズ』を事故的に観ることになったのでした。
結果、それくらいのテンションで観に行くと、大喜びの拾い物。大変楽しい時間を過ごしました。
アメリカの閑静な住宅街で、新任の女性教師のクラスの児童が一人をのぞいて全員疾走するという謎の事件が起こる。親たちから疑惑をもたれた女性教師はこの事件の謎を解こうとする(という流れになりそうな雰囲気だけど意外と何もしない)……というような話でした。
あらすじにすると変だけど、映画も割と変で、女性教師が謎を解こうとしてどんどん行動すればミステリー映画になるところを、彼女は「なんか街の人から白い目でみられて困ったなあ」というだけで、それほど謎解きモチベーションが高くない、っていう点で変わった映画です。
街ひとつに、ダメな大人しか住んでいないというところが大変な爆笑ポイントで、ホラー映画としての緊張感はすごいのに「ああ、まあ、そうなるよねえ」が積み重なっていって、結局は子供の頑張りと有耶無耶の力によって事件はなんとなく解決する。
ものすごく厳しい顔して座ってる切れ者っぽい警察署長が、ただ厳しい顔して座ってるだけの人だったり、窮地に追い込まれている女性を助けてくれそうな大柄なコンビニ店員がまったく助けてくれなかったり。人望ありそうなジョシュ・ブローリンが張り切ってみても誰からも支持されてなかったり。なんか、そういう描写がいちいち身にしみて良かったです。
身近でいかに不可解なことが起こっていても、人って昨日までの生活の続きをそのまま続けたい欲望のほうが強いよなあ、と頷きながら、そうは言ってもなんとなく事件が解決できて良かったね。
気軽に観ると大変楽しい作品でした。