以下の内容はhttps://rokusuke7korobi.hatenablog.com/entry/2025/11/15/233228より取得しました。


『もののけ姫』 ~おじさん臭い演出も嫌いにはなれない

もののけ姫 4kデジタルリマスター』観てまいりました。

ドルビーシネマで鑑賞しまして、IMAXとドルビーシネマの関係が、どっちがどうなってるのか今ひとつよくわからないんですが、大変素晴らしかったです。


www.youtube.com

 

アシタカはある日、村を襲ったタタリ神を殺した呪いのために腕に痣ができる。やがて自分を殺すタタリ神の憎しみの謎を知るために一人で西へ旅立ったアシタカは、森と人とが争う場所にたどり着き、自分を苛みつつある憎しみを癒やす方法を探る。……というような話だった気がします。

 

とにかく素晴らしい映像で、冒頭のアシタカとタタリ神が闘うシーンを観ただけで、もうお釣り払ってもいいな、と思ったくらい絵が動く感動に溢れておりました。

「駿作品は、少年少女に世界救わせたすぎだろ」みたいなことは、まあやっぱり今回も思いはしたんです。

それでも一方で「これじゃあ無理もないな」と思うくらいアシタカとサンの魅力的に描けている具合が、改めてすごいですね。ふたりとも、若いからこそ迷いなく決断していく。めっちゃかっこいい。

 

クライマックスが、人間が奪ってしまったでっかい神様の首をサンとアシタカが返すシーンになります。

神様がパワーアップしながら追ってきて人間には勝てないので、首はどうせ神様のもとに返ることはすでに決定してる状況。それでも、アシタカたちは特に説明もなしに、「これは結果の問題ではなくて敬意の問題である」ということをすぐに理解して、せめて人間の手から返すために命をかけるところに、ストレートに感動したもんです。

もののけ姫の公開から27年経って「これは敬意の問題なのだ」という観点って世の中からどんどん薄れているよな、と思うと胸を打たれざるを得ない。

 

ジーンとしながら観てたら、そのでっかい神様に二人で首を返すクライマックスで、なんとアシタカがどさくさ紛れにサンの腰を抱き寄せるではないですか。

「その演出のおじさん臭さは痛恨……」

とは、思いました。

価値観の違う者同士の共闘の表現であるならばむしろ身体接触いらないし、ロマンスの可能性を入れたいのであれば、「今のタイミングじゃなくない?」と思うし。駿作品の”らしさ”と、四半世紀の時を経て映画的な表現の移り変わりと、両方あって、ちょっとクセの目立つところで、作家性としては本当に面白かったです。

 

結構一生懸命観たのに、どうして森繁久彌がシシガミ様の首を奪って逃げる必要があったのかが全然思い出せなかったあたりも印象深かったです。たぶん、説明はしてたんだろうけど、作り手としてはそこをわかりやすく念押しすることにそんなに興味なかったんだろうなあ。

 

いろいろ感情を揺さぶられて大変に愉快な作品でした。

 




以上の内容はhttps://rokusuke7korobi.hatenablog.com/entry/2025/11/15/233228より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14