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『THE MONKEY/ザ・モンキー』 ~繰り返し死を語ってしまうことってなんだ

『THE MONKEY/ザ・モンキー』を観て来ました。

最初のシーンから「大丈夫、これはおもしろい」という確信を持たせてくれる映画ってあるもので、まさにそれではあったんです。しかしそんなに悪趣味になるとは思っていなかったのでびっくり。

「ところで、あなた血まみれですよ」

って、ちょっと一回言ってみたいですね。


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父親が遺したドラムを叩く猿のおもちゃがあるんです。それが、ネジを巻いてスティックを振り上げると誰かが死ぬっぽい、ということに幼い双子の息子が気づきます。身の回りで色々不幸が続くので「これはヤバい」ということで封印して井戸に捨てるんですが、二人が大人になったときに猿は帰ってきてしまうのでした。

 

不謹慎としか言いようがないくらい人の死に方がいちいち面白いんですが、観終わって心に残るのは「死に方がおもしろかったな」っていうことではなく「繰り返し繰り返し身近な死を語ることって、人にとって一体何なんなのか」ということです。

 

幼いうちに母を亡くしたことを”ありえないほど奇っ怪で悲惨な事件”として記憶し、人生を恐れる双子の弟と、「お前のせいだ」と責めることで身を守る兄。

二人が和解し、”怯える側”が”責める側”を葬ったことで、母の死のシーンはもう一度回想されます。

全然劇的ではない死。きっと幼い息子を遺していくには無念もあっただろうけど生き物には必ず訪れる死を悟って静かに受け入れていた瞬間だったことを、27年後に息子がようやく思い出すのを観て、こちらもつい泣いてしまうのでした。

何度も何度も、死に怯え、死を語り、いろんなストーリーで理解しようとした末に、やっとたどり着いた「不条理だけど、ごく普通の死」の受け入れ。

「すごい。今まさにホラー映画の本質を観てるな」

と思いつつ、泣いたり笑ったり大忙しだったのでした。

 

 

「この10年で一番怖い」というコピーで見る人を困惑に陥れたオズグッド・パーキンスの前作『ロングレッグス』も母を殺す話でした。

 




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