『リンダ リンダ リンダ 4K』を観てきました。
大変に余韻の残る映画で、帰るみちみちyoutubeでブルーハーツを聴きながら夜道を歩く、というね。青春かっ!
そうは言っても、彼女たちが輝けば輝くほど観ているこちらが思うのは
「私はステージ下にいる側の人生だったぞ」っていうことと、
「言うても、映画撮るような人たちだってステージ下族だったんじゃないの」
っていうことです。
鑑賞後に振り返るに、なんで私がそんなことを思っていたかっていうと、この奇跡のような輝かしい青春物語も、実はもさっとした文化祭のPRビデオを作っている映研の撮影シーンで挟んであって、結構意図的に青春の影の方に目線を残してあったんですね。
「高校生の3日間って、こんなにたくさんのことができるんだっけか」と思いながら観ている、こちらは4周目の年女ですから、「重い荷物を運んだから今日は体が痛い」とか言ってるうちに3日くらい経ってしまう身の上ですよ。青春すごい。
人生で、きっと忘れないであろうシーンが朝から晩までのうちにいくつも起こり、そのせいで情緒も不安定な高校生たちがステージ本番に向けてまっしぐらに駆け抜けるのをザワザワとして観ることです。
あんまりまっしぐらだから「どうすんだ、どうすんだ。この子たちどうするんだろう」と思っていたら、最後ステージに上がったときには裸足で全員”彼岸の人”になってたのには「やっぱそうかーっ!」ってなりました。
全員輝かしすぎて、観てるうちに「いや、なんとなく見覚えあるけど自分の青春はこうじゃなかったぞ」みたいな気持ちになるのは、普通のことなんでした。
学校という風景に溶け込んだ「こっち側の青春」にも、たくさん目線があったおかげで、私のごときルサンチマンにまみれた青春を送った者でも楽しいガールズバンド映画でした。
っていうか、ほとんどの青春って来る前に終わらない?