『地獄の黙示録 ファイナル・カット』IMAX上映を観てまいりました。
冷静に考えてみれば、『地獄の黙示録』を劇場鑑賞することが自体がたぶん初めてで、ナガイキハスルモンダネー。
鑑賞しながら「うん、これはやっぱり映画館で観ないと観たうちに入らないのだな」と思ったもんでした。
劇中ほぼ唯一の朗らかポイント、爆撃の中キルゴアのサーフボードを盗むシーンで、マーティン・シーンたらドサクサに紛れてボードのみならず部下からの贈り物の海パンまで盗んでいることを発見。IMAXの大画面に恐れ入ったのでありました。

何度観てもマーティン・シーンの目が死んでるのは切なくもド迫力なのですが、それでも最初の頃は、秘密の任務のために何の得もない若者まで巻き添えにしちゃって悪いな、と思ってるからこそ打ち解けようとしていろいろ頑張ってるのが身にしみます。
必要もないのにサーフボードを盗んだり、マンゴーを取りにいって虎の返り討ちにあったり。色々頑張ってはみるけれど、「その程度のおべっかで巻き添えで命をかけさせられる理不尽はチャラにはならん」っていう当然の結論をますます思い知らされるだけで、目は死んでいく一方。
役者として気が散ってるように見えるシーンは一箇所もないのに、マーティン・シーンは本当に人生に何の目標もない人みたいに見えるし、ランスは本物のアホの子みたいに見えるし、どう考えても異様に過酷な現場でどうやってこれだけの集中力を維持させるんだろうと思ったものです。

それにしても、何回観ても、マーロン・ブランドだけは本当にナルシシズム以外になんだかさっぱりわからなくていいですね。暗いところでずっと汗かきながらブツブツ言ってるだけで、一体お前はなんだなんだ。
原作の段階から「一体お前はなんなんだ」案件なので、いいとは思うんですが。マーロン・ブランドがハマりすぎなのはちょっと怖い。