『サスカッチ・サンセット』を観てきました。
声に出して読みたい映画タイトル、サスカッチ・サンセット。
なんでわざわざ大変な思いをしてこんな変な映画つくってんだろ、とゲラゲラ笑いながら観てたんですけど、まあやっぱり最後には哀愁がありますね。
ホモ・サピエンスのほうもかなり壮絶なサンセットを迎えつつあるような気はしますが、それでも現状はホモ・サピエンスが巨大な破壊を撒き散らしながら近づいてきてしまったらサスカッチに当座の勝ち目はないわけで、彼らのウホウホを前に人類は何を思ったら良いやらです。
我々は空想のための領域を金に変えて食いつぶしながら生存しているのだよ。

そういう切ない話でもある一方、頭数が少ない中で身を寄せ合って暮らしてんのに”欲望に忠実おじさんサスカッチ”はかなりバカバカしい理由で死んじゃうし、そのへんに見るのは相当程度我々自身の姿でもあり。
バカバカしいながらもものすごい真剣に撮られているので、ちょっとナショナルジオグラフィック味すらあるんですが、そう思って見ると、引きの絵になったときの四季の変化が薄いことに気づいてしまうんです。
サスカッチ・サンセットをナショナルジオグラフィックだと思って観てる私が一方的に悪いんですけど、「ここまで真剣に撮るんだったら、もうちょっと予算あったら本当に四季の森の移り変わりも撮れたんだろうなあ」と思うくらいに応援してしまう映画でありました。
90分でわけわからない気分にさせてくれる映画、ありがとうサスカッチ。