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『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』 ~劇場で「バカじゃないの」とつぶやいた

『トワイライト・ウォリアーズ』を観てきました。

みんなが面白い面白い言うから観に行かなくちゃと思っていたのですが、そろそろ公開終了ギリギリくらいのタイミングでやっと行けました。おもしろーい。


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九龍城でBL版ロミオとジュリエットをやってるような映画で途中で「えっと、なんだっけ?」ってなっても概ね困らない。シンプルでよかったなあ。

 

また、香港ってあんまり重量がないんですね。ビル風に乗って人が布につかまって浮き上がってくるシーンで、「バカじゃないの」ってはじめて普通に劇場で声が出ました。大変楽しい。

あんなにごちゃごちゃしたところでカメラぶん回してるわりには見事な情報整理だし、画面の端々に映り込む生活の匂いの描写がいちいち画面を止めて確認したくなる繊細さだし。なんとなく岩城滉一っぽい人とかなんとなく高倉健っぽい人とか、面構えがやけにノスタルジックだし。最初から最後まで捨てるところなし。

 

基本的に身体能力の低い人生を送ってきた私は、すごい足の早い人を見ると「天才だっ」と思う傾向があるんですが、チャン九龍城砦に駆け込むシーンの見事さは百点でした。

真偽のまったくわからないうろ覚えの話をすれば、なんか格闘技の偉い先生が「一番強い格闘技ってどれですか」って聞かれて「逃げ足早いのが一番強い」って言ってたみたいな話があったようななかったような気がしますが、足が早いって、わりと十分な主人公の資格だと思うんですよね。誰も傷つけないで生き延びられるの最強では。

とんでもない足の早さでわけもわからず九龍城に駆け込んだ若者が、川に流される赤ん坊のごとく庇護者の手で荷台に乗せて九龍城砦から押し出される神話っぽい構造もたいへん美しく、ほんと良かった。

 




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