ネットフリックスで『百年の孤独』の配信が始まりましたね。
今のところ配信されたのは8エピソード。まだ2話までしか観られてないんですが概要から察するに、好調なら制作はまだ続くんじゃないかな、と思われる。
万が一面白くなかったらどうしようかと、半ばドキドキしながら待っていたんですが、ありがたいことに、超絶おもしろいです。
南米の架空の場所が舞台ということで、活字で読んでいたときはNHKドキュメントの「ヤノマミ」あたりのイメージで自然環境などは脳内再生していたんです。しかしながらそれだとマコンド建設が軌道にのってちょっとずつ生活が良くなっていく過程の小道具の細かい差異とかまでは、知識不足で想像力が及ばない。
それがネットフリックスのおかげで「そうかぁ、この時点での生活調度はこういう感じか」というような、細かいところで想像力の欠けたピースを補うことができて本当に楽しい。
1話で出てくる幽霊の描写もいいですね。小説で読んでときは「なんで幽霊が出てきて夫婦で普通の対応してるんだ。揃いも揃ってリアクション変だろ」と思ってたもんです。それが映像だと、こっちが想像していた”日本型儚い幽霊”じゃなくて、”もう死んでるのにまだうろうろしてる困った人”として普通に画面に写ってるので「そうか、そういう存在感で出てきちゃってるなら、しょうがないねえ」と納得が行きます。普通すぎて可愛い幽霊だったのね。
鬱蒼としたジャングルと鳥の声、というイメージは原作で読んでも非常に印象の強く想像されるものです。本当に映像と音響で再現されてたのは嬉しかった上に、よく聞くと「ホー、ホケキョ」とか言ってるヤツがいるんですよね。さすがにネットフリックス新作ドラマで適当なSE使ったわけではないだろうから、だとすると南米にもウグイスが居ってことなんだろうか。夢が膨らむ。
とにかく非常に面白く、たぶん8話はあっという間に観てしまうので、どんどん続きを作っておくれ、ネットフリックス。
今年ついに文庫化された上に重版に次ぐ重版でずいぶん話題になった原作。ドラマ化もだいぶ待たれていたんじゃないかと思ったんですが、現時点ではネットフリックスの視聴ランキングには入ってきていない模様です。
せっかく本を買っても、文体になかなか慣れなくて最後まで読めなかった人もだいぶ居ると思うので、ドラマ観たらいいのにな、と勝手に思います。観てから読むとまたひときわ面白いと思う。