2024年に『巨匠とマルガリータ』がロシアで公開されていて、たいそう観たいのだけど、全然日本公開の気配がないですね。
悪魔と取引して魔女になったマルガリータのビジュアルが、キャプテン・マーベルっぽくてかっこいいではないの。
『巨匠とマルガリータ』という小説は、結構長い間「世界文学全集には入っているけどわりと誰も読んでいないやつ」だと認識していました。
元外交官の佐藤優氏がどこかで「東日本大震災が発生したとき私は家で『巨匠とマルガリータ』を読んでいました」というようなことを書いていたのをみて
「あー。吹いちゃって。人ってのは家でくつろいでるときは漫画とか読んでるもんなんだよっ!」くらいのことを思ったものです(本当にすいません)。
一回読むと、超楽しい大スペクタクルコメディ幻想小説だったので、私も普通に寝る前とかにだらだら読んだりするようになりました。
なにしろ二本足で立って調子に乗ってる奴らをからかって回る黒猫が登場するのが堪らない。うちの黒猫も、おそらくは私が寝てる間には二本足で立ち歩いて私のことを馬鹿にしてるもんだと思うのです。猫飼ってる人はみんな知ってますが、本当に悪魔と取引してるとしか思えないくらい頑固にわけのわからない主張をしてくることありますしね。
それというのも思うに、日本語に訳されたときのタイトルがちょっと先入観を呼び込みがちなんじゃないかって気がするんです。「巨匠」と言われると笑わないヨボヨボのおじいさんが出てきそうだし、そこにもってきてマルガリータとくるとティーンエイジャーくらいの右も左もわからない女の子が巨匠からマンスプレイニングされる話のような気がしてくる。
なぜ「マルガリータ」と言われてティーンエイジャーっぽい気がするかと言えば、こちらはたぶん「ロリータ」からの連想で、つまり「リータ」のところしかかぶってないのじゃありますが、第一印象とはえてしてそんなもの。ブルガーコフには申し訳ない。
要するにタイトルの印象よりはるかに面白い作品だということが、映画化するとによってよく伝わるんだと思うし、せっかくだから誰か日本で公開してくれないかなー。
バックステージ映像。かっこよすぎるうえに、本物の猫さんの出演もあるなんて。
2005年にロシアで全8話かけて制作された『巨匠とマルガリータ』もとっても面白い。箒にのって高笑いする全裸の美女なんて、見ない手はないだろうと思うのだけど五枚組ソフトを買わないと観る手段がないのが本当に惜しいなと思います。