12月5日の午前中は体調が悪くて仕事を休んでいたのですが、布団の中で天リフピックアップ作業配信を見ていたら太陽黒点の話題になっていたので、今のうちに撮らなきゃ!となって慌てて撮影しました。
話題になっていたのは 4926, 4294, 4298 の3つの黒点群が連なった領域です。
天気はほぼ快晴。10:00頃から準備して10:30までには撮影を開始していたのですが、シーイングが安定せずピントも追い込めなくて、ダメかなーと思っていたら11:00前くらいから安定してきてピントも合いました。ピントは SharpCap のストレッチ機能で右端の縦線と真ん中の縦線の幅を縮めて指数関数のグラフみたいな感じにして黒点と粒状班のコントラストを上げると追い込みやすくなりました。
結果はこちら。

高橋 FSQ-85EDP (D85mm f450mm F5.3 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー(合成F15.1), バーダープラネタリウム アストロソーラーフィルターフィルム, ZWO UV/IR Cut Filter / ZWO AM3 / ZWO ASI290MM (Gain 127), SharpCap SharpCap 4.1.12946.0, 露出 1/2000s x 1000/3000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 4.0.11, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic で画像処理
上の方に2つ見える小さな黒点は左から 4300, 4295 黒点群です。そして下半分にズラズラと並んでいる黒点が話題の黒点で、左から 4296, 4294, 4298 黒点群です。全部合わせた幅は太陽の直径の1/3くらい、つまり地球の直径の約30個分です。なかなかの威容ですが今のところ大規模な活動はないようです。
太陽の端が見切れているので大きさがピンとこないですね。太陽全体は撮れませんでしたが太陽の端から端まで黒点のあるあたりをモザイク撮影しました。

各パネルの撮影データは上に同じ。Microsoft ICE 2.0.3.0 で画像処理。
黒点番号を書き込んだのがこちら。

こうして見ると結構エグいですね… 3つ合わせると昨年5月の3664黒点群よりもデカいです。
とはいえ、3664黒点群ほど密な感じではなく細長く広がっているので肉眼(日食メガネ使用)で見えるか?という疑問もあったので、撮影後に実際に見てみたところ、ギリギリ見え、、た!?細長い引っかき傷のようなものが見えた気がします。日食メガネをお持ちの方は確認してみてください。
ちなみに実は今一番ホットな黒点は左上の 4299 黒点群で、東の端から出てきた12月1日にX1.9の大規模フレアを起こしています。今回の大黒点群で発生しているフレアは今のところCクラス止まり。まあ、今正面向いてて何かあると地球への影響が大きいのでその方がいいんですが… でもデカくて活発な黒点を見てみたい、という気持ちはあります。
先月世界各地、そして日本でもオーロラを発生させた4274黒点群を見逃したのは残念でした… あれも3664黒点群に匹敵するデカい黒点だったんですよね。残業続きで全く余裕がありませんでした。
まあ、3664黒点群も正面向いたあたりから領域展開(?)してデカくなったので、今回の黒点群たちにも頑張って欲しいです!いや、頑張らない方がいいのか…