12月8日は土星食を撮りました。
日没後から食の開始まであまり時間がないので当日に極軸調整をやると間に合わないと思い、前日からベランダに赤道儀を出して極軸調整をしていたのですが、調整を追い込めないうちに空が一面曇ってしまい、最終調整は当日に持ち越し。
当日は空が明るいうちから金星を導入して極軸を追い込んだつもりだったのですが、17:30頃に土星を導入して追尾していると結構ドリフトしてしまい、どうも金星の動きの分ドリフト量を見誤ってしまったようで… あわてて再調整して18:00前になんとか調整完了。
今回は潜入から出現までカメラを回し続けて途中の月面も動画に収めるのが目標です。シャッタースピードは1/30秒のままゲイン調整で露出を調整します。前日のテストでゲインの調整量はある程度把握しましたが、前日は薄雲が出ていたし月齢も違うしで、細かい調整はプレビューを見ながら頑張るしかありませんでした。
結果はなんとか最後まで撮れました!出現までの追尾精度がどれだけ出るか心配だったのですがなんとか許容範囲に収まりました。
とりあえず速報ということで潜入と出現の動画を。どちらも等倍速です。

撮影データは上に同じ。
機材は2022年の天王星食の時とほぼ同じですが、皆既月食中の食だった前回と違い今回は明るい上弦の月による食なので、コントラスト低下の要因を減らすため ADC は使用しませんでした。前日のテストでもシーイングもあまり良くなく ADC が活きる局面はないと判断しました。
当日もシーイングはあまりよくなかったのですが、土星の環がはっきり見える程度には落ち着いていてラッキーでした。
潜入は思った通りに撮れましたが、出現はやはり月の縁の明るさが想像以上で、適正ゲインは4倍ぐらいの差がありました。土星と月面の描写を両立するのは早々に諦めてタイタンが出現する時刻あたりから土星の適正ゲインに設定して撮りました。
今回は速報ということで画像処理は土星と環がきれいに見える範囲で SER Player の Gain/Gamma をちょっといじっただけです。土星が白飛びするまで調整すればタイタンも見えてきます。さすがにタイタンの出現の瞬間は月面の明るさのせいで識別できませんが…
ちなみに動画のサイズはRAW16で18:05から19:20まで連続撮影して533GBでした。
そんなわけで速報でした!
