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5月10日の太陽 (2024/5/10)

前回速報として3664黒点群の写真だけアップした5月10日朝に撮影した太陽の写真ですが、残りの分も含めてまとめます。

【注意!】 太陽の観察・撮影には専用の機材が必要です。専用の機材があっても些細なミスや不注意が失明や火災などの重大な事故につながる危険性があります。未経験の方は専門家の指導の元で観察・撮影してください。

3664黒点群 (2024/5/10 07:38)
3664黒点群 (2024/5/10 07:38)
高橋 FSQ-85EDP (D85mm f450mm F5.3 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー(合成F15.1), バーダープラネタリウム アストロソーラーフィルターフィルム, ZWO UV/IR Cut Filter / Vixen SX2 / ZWO ASI290MM (Gain 150), SharpCap 4.0.9538.0, 露出 1/2000s x 1000/3000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 4.0.11, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic で画像処理

改めて、例のクソデカ黒点です。こいつのせいで今世界各地で低緯度オーロラが発生しています。日本でも北海道、東北では眼視でも見えているそうです。

黒点の名前は前回3668黒点群と3664黒点群としていましたが、同日午後に更新された宇宙天気ニュースでは3668黒点群の名前が消えて3664黒点群のみになっていた(吸収合併された?)のでタイトルはそれにならいました。

また、画像処理を前回から変えています。前回は AutoStakkert!4 の sharpend (deconvolution 処理)の出力がかなり良かったので wavelet 処理はせずにそのまま使いました。今回は通常通り RegiStax 6 で wavelet 処理をかけています。

センサーノイズが浮いてこないギリギリまで強調したので前より解像感は上がっていますが縮小画像だとほとんどわからないかも… そのくらい sharpend の出来が良かったし、それだけシーイングが良かったということでもあります。

さて、例によって地球の大きさとの比較です。

3664黒点群 (2024/5/10 07:38) (地球の大きさと比較)
3664黒点群 (2024/5/10 07:38) (地球の大きさと比較)

地球1個だけじゃわかりにくいので10個並べてみました。笑っちゃうくらいデカいですね… しかも位置的にやや斜めから見てこの大きさなので実際はさらに大きいです。

今から44年前、1980年に NHK で『パノラマ太陽系』という科学番組をやっていました。司会が地球物理学者の松井孝典さん。子供の頃にこの番組を見たのが天文を始めたきっかけの一つでした。この番組のテーマソングが八神純子さんの「Mr.ブルー 〜私の地球〜」という曲で今でも歌えるくらい耳にこびりついている曲なのですが、歌い出しはこんな歌詞でした。

Oh, Mr.ブルー I love you so
私の地球よ

生きるのが辛い時
あなたの大きさが恋しくて
八神純子 Mr.ブルー 〜私の地球〜 歌詞 - 歌ネット

地球の大きさ、偉大さ、愛おしさ、そういったものを称える曲で、地球の写真を見るたびに頭の中で流れる曲なのですが、太陽黒点の大きさ比較で地球の写真を重ねるたびに「あなたの大きさが、大きさが、、大き、、、さ…?」などと、言葉に詰まってしまうのです…

閑話休題

3663, 3666黒点群 (2024/5/10 07:48)
3663, 3666黒点群 (2024/5/10 07:48)
撮影データは上に同じ。

これは太陽の西の端*2 にある2つの黒点で、北(上)が3663黒点群、南(下)が3666黒点群です。見る角度のせいなのか白斑が目立ちます。

3672, 3671, 3670, 3667黒点群 (2024/5/10 07:54)
3672, 3671, 3670, 3667黒点群 (2024/5/10 07:54)
撮影データは上に同じ。

こちらは太陽の北半球の東側にある4つの黒点で、東(右)から3672黒点群、3671黒点群(上)、3670黒点群(下)、3667黒点群です。ちょっと前の太陽活動がおとなしい時期なら3667黒点群あたりが「大きめの黒点」というイメージでしたが、最近だと…

さて、今回また太陽面モザイクにチャレンジしたのですが、やはり MS ICE でも Photomerge でもうまく繋がらず、手動で繋げました。ちゃんと撮ったつもりでしたが欠けている部分が一箇所ありました…

モザイク合成した理由は WinJUPOS で大きさを測定して合成焦点距離を計算したり、太陽面上に置いた地球のサイズを計算するためですので、階調の違いや解像の違いの補正は割と適当です。等倍で見ると継ぎ目がわかっちゃいますが、そこはそれ…

太陽 (2024/5/10 07:40-07:53) (10枚モザイク)
太陽 (2024/5/10 07:40-07:53) (10枚モザイク)
高橋 FSQ-85EDP (D85mm f450mm F5.3 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー(合成F15.1), バーダープラネタリウム アストロソーラーフィルターフィルム, ZWO UV/IR Cut Filter / Vixen SX2 / ZWO ASI290MM (Gain 150), SharpCap 4.0.9538.0, 露出 1/2000s x 1000/3000コマをスタック処理 x 10枚をモザイク合成 / AutoStakkert!3 4.0.11, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic, Photoshop 2024 で画像処理。

こうして見ると3664黒点群の異様さもよくわかりますね。


さて、オーロラはさすがに横浜からは無理っぽいですが、関東でも山の方なら写真には写るかもしれません。僕は撮りに行けないですがみなさんの写真を楽しみにしています!

*1:3668黒点群については前回のエントリに追記しました。

*2:太陽面の東西については太陽の自転方向が西(北を上にすると右側)、その反対方向(北を上にすると左側)が東だそうです(『天文年鑑』の「太陽面現象」の章より)。なぜか惑星とは逆になります。




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