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罠にかかった鶴を助けました

今日仕事帰りに視界の端で白い塊がバタバタと動いているのが見えました。

よくよく目を凝らしてみると、それは罠にかかった鶴でした。

畑を荒らす狸か何かを獲るための罠に、間違ってかかってしまったようで「これは可哀想だ」と思い、道端に車を停めて、罠を外してやりました。

狸だったら可哀想だと思わなかったかどうかはよくわかりません。

どうして罠の解除方法をしがないサラリーマンであるぼくが知っていたのかもよくわからないのですが、ぼくには天部の才があったのでしょう。

ともあれ罠から解き放たれた鶴は、傷をおった足を庇うように、西の空へと飛んで行きました。

なぜ西の空かと申しますと、夕日がバックにあった方が絵として綺麗だなと思ったからです。

その晩、いつものようにほろ酔いでお絵描きをしておりましたら、家のインターホンがなりました。

「はて?Amazonで何か注文したかな?」と思いながら玄関を開けてみると、そこには銀髪着物の美少女が立っておりました。

そして、自分を嫁にして欲しいというのです。

これはいわゆるロマンスの詐欺様というやつだと思いましたので、せっかくのお話ですが、自分はすでに結婚しており、夫婦間の仲も良好な方ですので、あなたはあなたにとってふさわしい人をぜひ探してください。最近のマッチングアプリは優秀らしいですよ。と言いました。

するとその銀髪美少女は、「私の代わりに」とPS5をぼくに差し出し、眩い光とともに姿を消してしまいました。

ふと見上げると、月明かりに照らされながら鶴が一羽夜空に飛んでいるように見えました。

最後に、本日は4月1日ですので、毎月初め恒例の、AppleKyoさんに提出した今月の完成扉絵をご覧ください。




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