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日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 /小熊 英二

お題「この前読んだ本」

あらすじ&レビュー

日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書 2528)

内容紹介(出版社より)
「日本社会のしくみ」は、現代では、大きな閉塞感を生んでいる。女性や外国人に対する閉鎖性、「地方」や非正規雇用との格差などばかりではない。転職のしにくさ、高度人材獲得の困難、長時間労働のわりに生産性が低いこと、ワークライフバランスの悪さなど、多くの問題が指摘されている。

しかし、それに対する改革がなんども叫ばれているのに、なかなか変わっていかない。それはなぜなのか。そもそもこういう「社会のしくみ」は、どんな経緯でできあがってきたのか。この問題を探究することは、日本経済がピークだった時代から約30年が過ぎたいま、あらためて重要なことだろう。(中略)

本書が検証しているのは、雇用、教育、社会保障、政治、アイデンティティ、ライフスタイルまでを規定している「社会のしくみ」である。雇用慣行に記述の重点が置かれているが、それそのものが検証の対象ではない。そうではなく、日本社会の暗黙のルールとなっている「慣習の束」の解明こそが、本書の主題なのだ。 --「序章」より

これは何のための本か?

日本がなぜ「学歴社会」なのかが順を追って解説されている。
有名四大のほうが大学院よりも優遇されていることとか。

 

この本を読む理由は何か?

Web記事を読んでいて、こちらの本からの出典だったため。

 

この本が伝える大切なことは何か?

日本の格差社会は、歴史と制度によって形づくられてきたのだということが、よくわかる……

総評

今の日本社会がなぜこのような構造になっているのか、その背景を歴史社会学の視点から解き明かしてくれる、分厚いぎっしりした内容の本。

江戸時代の士農工商という身分制度に始まり、戦後の経済成長を経て、学歴が重視される現代の日本社会へ。

高学歴を得ることで社会的地位を得ようとする構造が、いかにして形成されたかを、丁寧に辿っていきます。

私は現代社会を、「鬱屈とした社会の中で、歪んだ優越感を持つことで自我を保とうとする仕組みになっている」と感じているのですが、実はこれって昔も今も根本的な構造は変わっていないのだなぁ、と。

学歴格差と一緒に、ジェンダー格差についても詳細があります。

特に日本では、4年制大学間での“ランク”が重視され、大学院進学がポスドク問題などのリスクを伴うものとして語られて人気がないという現状は、やっぱりおかしいことなのだなと。

海外の“大学・大学院”の明確なステップとは大きく異なり、制度の歪みを感じざるを得ませんでした。

 

終章で提示される、児童手当や住宅補助など社会福祉の充実という提言には強く共感です!

「真面目に生きていれば、誰もがそれなりに楽しく暮らせる社会」というような、今の世相から這い上がったような「もうちょっといい社会」が未来にあることを、私も心から願っています。

 

↓詳しくはコチラでどうぞ

日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書 2528)




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