あらすじ&レビュー
内容紹介(出版社より)
恋と仕事を同時に失い深く傷ついた美菜代は、自分を裏切った元彼への復讐を心に誓い、凄腕だと噂される復讐屋・成海慶介の事務所を訪れる。しかし、セレブからのみの依頼を受ける成海には復讐の代行を断られてしまう。美菜代は仕方なく、秘書として成海の事務所で働きながら「復讐」の極意を学ぼうとするが……。理不尽な出来事に苦しみ、一人で辛さを抱えた時に、味方になってくれる一冊が新装版として再登場。読むほどに気持ちが晴れていく、自分の人生を取り戻すための物語。(旧題:『復讐屋成海慶介の事件簿』)
これは何のための本か? 著者の他の書籍に「三千円の使いかた」
面白そうな雰囲気の娯楽小説です。
三千円の使いかた (中公文庫)も好きです。
この本を読む理由は何か?
広告で存在を知りました。
この本が伝える大切なことは何か?
「才能がない人ほど人のものを奪いたがる」ということがわかり、個人的に迷惑を被った過去について、この本を読んだら腑に落ちました。
総評
これはタイトルから連想するような復讐代行モノではなく、笑える要素もはさまっていてメリハリがあります。
さすが原田ひ香さんだなと思いました。
「なぜ人は他人を陥れるのか?」という心理に踏み込んでいるところ、読んで良かったです。
特に、「才能がない人ほど、人のものを奪おうとする」ケースのストーリーが心に響きました。
作中に「シナリオ学校の仲間に、自分の作品を盗用された」というエピソードが出て来るのですが、終盤である人物が登場してアドバイスをします。
「なぜあの人は盗作をしたのか?」 ということについて、その答えは……
「盗作をした側に、才能も実力もないから」。
おおーー!
これ、まさに現実でもある話。
「嫌がらせをしてきた側に、才能も実力もないから」。
もう何年も前ですが、他人から、私に経済的損失が発生するいやがらせを受けたことがあります。
それについて、この章を読んで腑に落ちました。
この作品では、他にもいろいろな依頼が登場します。
全体的に「スカッと感」というよりは、「なるほど……」という納得感という読後です。
人間模様について面白みのある話が詰まった一冊でした。
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