メインでEOS R6Mk2とR10を、サブでE-PL7(ファインダー外付け)とLUMIX GX7Mk3を使っています。E-PL7は、さすがに買い替え時と思って、E-P7(実質E-PL11)を買ったけれどファインダーがない(外付けも不可)点などで満足できず、売却した。
探していたのは「サブ機として小型軽量、カバンに入るカメラ」「m4/3で、三角屋根のないフラットトップデザインで、かつファインダーのあるカメラ」。GX7の後継も出そうにないし、OMはファインダー内蔵小型機を作る気もなさそうだし。諦めてOM-5Mk2を買うつもりだった。
ある時OM-3とOM-5Mk2の価格差が5万円程度となったので、ついポチってしまった。2か月ほどほぼ毎日持ち歩いて使ってみての評価です。
【デザイン】3
クラシカルなフィルムカメラを彷彿とさせるデザイン、それが刺さる人には刺さると思うが、それに惚れて選んだわけではない。
フィルムカメラを模したデザインならむしろ、ペンタプリズムのないミラーレスなんだから、レンジファインダー機のようなフラットトップのデザインにしてほしかった。個人的好みだが。
三角屋根がある方が高級機で、フラットなのはエントリー機というデザイン上の棲み分けが定着しているのだろうか。
【画質】4
E-PL7に比べれば時代も違うし、格も違うのでこちらが良い。ある意味当然。しかし、m4/3ゆえR10には劣る。これも当然。ただ、お散歩カメラの画質としては(結構本気で撮る写真としても)、十分。高感度ノイズはやはりm4/3ゆえ厳しい。
i-Finishに設定していると、風景などで彩度の高い不自然な発色をすることがある。ハイライトも飛びやすい。
カラー/モノクロプロファイルも面白いけどお遊びかな。CPもあまり使わない。いつの間にか知らない間に三脚ハイレゾに設定されていて手持ちで撮ってブレブレ写真を量産した(笑) 。書き込みにえらい時間がかかるなあと思ったときに気がつくべきだった。CPボタンには別の機能を割り当てた。
【操作性】3
メニュー構成もわかりやすくなった。カスタマイズは多少できるがもう少し自由度が欲しい。R10の方がもっと自由度が高い。
メインスイッチが独立したスイッチで左肩にあるのはいいが、ちょっと小さい。十字キーも小さく中央と上下左右押し間違いやすい。リアダイヤルは不用意に動きやすい。
M-Fnボタンは登録されている項目(例えばISOとWBなど)を選ぶには、押したままダイヤルを回すという仕様も、ちょっと慣れが必要。せっかくの2ダイヤルなのだから、片方のダイヤルで項目(ISOかWBかなど)を選択、もう片方で選んだ項目の内容(ISO感度)を変更できるようにすればいいのに。
ボタン一発で呼び出せるスーパーコンパネは便利。
【バッテリー】4
大きいのでそれなりの容量。ただ、最近のカメラは電気食い虫なのか、設定をいじっているだけでも目に見えて減っていく。
【携帯性】3
m4/3機としてはそれほど小さくはない。グリップがない分薄いが、横幅はかなりある。
APS-C機のR10と比べて、ボデイ単体ではむしろR10の方が67g軽く横幅も16mm短い。(レンズも含めたシステム全体ではm4/3の方が小型になるだろうけど)
カバンに常時入れて持ち歩くのはちょっと厳しい。カバンに入れるために途中からレンズはパンケーキED14-42EZに変えた。
その点でE-PL/E-PやGX7の方が、ボデイが小さくフラットなデザインなので出し入れもしやすい。
【機能性】4
細かく言えば、AFもトラッキングもR10の方が上。R10が良すぎるのでOM-3が特段劣るというわけではない。
カスタムが5つあるのはすごくよい。
ただ、被写体検出をONにしているとトラッキング(C-AF+TR)できないのは謎仕様。動体撮影はそれほど多くないのでもう少し要検証。
【液晶】2
液晶も残念だが、ファインダー(EVF)も残念。
人工照明(蛍光等や電球)下でAF作動中に色味が変わるのは気持ち悪い。ピントが合うと正常な色に戻る。AF作動時はWB補正がOFFになっちゃう ?
【ホールド感】4
グリップがない割には意外とよい。前面のクリエイティブダイヤルにちょうど指がかかってホールドを助けている。このダイヤルで指が痛いという意見もあるようだが、私の場合はちょうどよい。大きく重いレンズの場合は左手でレンズを支えるべし。
【総評】4かな
・サブ機としての評価は、機能的には十分だが、小さくも軽くもない。毎日持ち歩くにはかなり大きめのカバンにするか、レンズをパンケーキレンズにするか。m4/3の魅力の一つは「小型軽量」なんだけどなあ。軽くするためならプラボディ歓迎です、私は。
それほど多機能・高機能はいらないので少しでも軽くて小さい方がいいという点ではOM-5Mk2にしとけばよかったかなあ。でもせっかく買い替えるのに中身が一世代前。
・結局「m4/3で、三角屋根のないフラットトップデザインで、かつファインダーのあるカメラ」は、ない。高級コンデジも絶滅危惧種で「お散歩カメラとして小型軽量、カバンに入るカメラ」もほぼない。メーカーもVolg機の方に力を入れているようだ。
・では中級機としてはどうかというと、センサーサイズで不利、AFや操作性など細かな点でもう一歩な点もあるが、アマチュアのメイン機として使えると思う。ただR10とどちらかと言われたら私はR10を選ぶ。
・問題はコスパ。強気の価格設定。R10やニコンのZ50IIやZfcの方がはるかに安い。フルサイズのR8ですらOM-3より安い。ただし、例えばR10には手ぶれ補正もないし、防塵・防滴設計でもないが。
レトロなデザインや防塵・防滴、金属外装、アートフィルター、CP、カラー/モノクロプロファイルに魅力を見出せない人にはコスパは悪い。OM-5Mk2もR10より高い。
・本来求めていたのとはかなり違うカメラを勢いでポチってしまったせいで(笑)、辛口の評価をしてきたが、もはやサブ機ではない。使い始めると愛着が湧かないでもない。出来の悪い子ほどかわいい(笑)。好みの問題だがE-P7には全く愛着は湧かなかった。m4/3で他に食指が動くカメラがない。E-PシリーズとOM-5の中間くらいのカメラ(フラットボディでファインダーあり)があればなあ。