『自動洗剤投入機能を搭載！パナソニックの卓上用食洗機』 パナソニック NP-TZ500-W [ホワイト] 神野恵美さんのレビュー・評価

本体の奥行感のイメージ	食器をセットした際のイメージ	運転中の様子を示したカットモデルでのデモ
庫内下部に自動洗剤投入用のタンクを装備	食器カゴを外した状態の庫内	お手入れしやすい残さいフィルター

パナソニックの卓上型食洗機の2024年新モデル。6月上旬に行われた記者発表会でチェックした

本体サイズ（約）は、幅55×高さ59.8×奥行34.4（ドア開放時57.9）センチ、容量（標準食器点数）は40点。

同社のビルトインタイプでは既に採用されているが、卓上型の食洗機で、初めて液体洗剤の自動投入機能を搭載したことが大きなポイント。

汚れセンサーにより、予洗い工程で着色汚れ、洗浄工程で油脂汚れを検知して、それぞれの汚れの量に応じた洗剤量を自動で投入してくれる。計量や投入の手間が省けるだけでなく、洗剤の入れ忘れや入れ過ぎを防ことにもなり経済的だ。新たに搭載された「おまかせコース」に設定しておくことで、センサーで検知した汚れの量や種類に応じた洗浄コースを自動で選択してくれる。

標準使用水量は約9.9L。従来モデルの約11Lから約10％水量が削減されている。日本電機工業会自主基準が定めた食器40点、小物20点の食器洗いの比較では、手洗いの約1/7の水量で洗えるとのこと。

消費電力量は約770Wh、運転時間は約88分/約85分（50Hz/60Hz）。液体洗剤自動投入OFF・汚れレベル3の設定で使用した場合の1回あたりの電気代の目安は約23.9円。

メーカーによる試算では、洗剤、ガス・電気代、水道代を含めた1回あたりの経費は、手洗い約62.3円に対して約30.5円、1年換算ではそれぞれ約4万5,400円と約2万2300円が目安。

いまや日本国内の卓上型食洗機市場では、本格的な製品を発売しているのはパナソニックとAQUＡの2社と言っていい。うちアクティブに新製品を投入しているのはパナソニックだけとも言えるかもしれない。かつ複数のモデルを展開して、豊富な選択肢を用意しており、中でも本製品は最高峰。価格だけ見ると、お高いと感じる人もいるかもしれないが、購入後のランニングコスト、QOLの爆上がり度を考えると、満足度は高いはず。