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『AFが改善したと感じるシーンもありますが、そうでない場合も多い』 OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディ とるならさんのレビュー・評価

2024年 2月23日 発売

OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディ

  • 画像処理エンジン「TruePic X」と有効画素数約2037万画素裏面照射積層型「Live MOS センサー」を搭載したフラッグシップモデルのミラーレス一眼カメラ。
  • 小型軽量・防じん防滴性能・強力な手ぶれ補正機構を備え、超望遠からマクロ領域まで手持ち撮影が可能。4K 60pの高精細な映像をなめらかに表現。
  • フルHDでは最大240pのハイスピードムービーも撮影可能。高度なポストプロダクションに対応するため、外部機器へ動画RAWデータの出力ができる。
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タイプ : ミラーレス 画素数:2293万画素(総画素)/2037万画素(有効画素) 撮像素子:フォーサーズ/4/3型/LiveMOS 重量:511g OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディのスペック・仕様

 

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OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディOMデジタルソリューションズ

最安価格(税込):¥264,880 (前週比:-80円↓) 発売日:2024年 2月23日

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デザイン5
画質4
操作性4
バッテリー3
携帯性4
機能性4
液晶4
ホールド感5
AFが改善したと感じるシーンもありますが、そうでない場合も多い
当機種
当機種
当機種

当機種
当機種
当機種

E-M1の系譜は全て使用しています。現在はOM-1・OM-1 Mark II ユーザーです。
屋外での実写撮影を元に追記。

【デザイン】
〇質感
マグネシウム合金製のボディで(高級機の中では)小ぶりながらしっかりとした作り。

〇意匠
E-M1 Mark IIあたりから継承しているアイコニックな外観。
ファインダー部がボディから突出しておらず、比較してグリップが大きな印象を受けます。
(実際その通りなのですが)
ここ最近だと、ソニーのα9 IIIも似たようなデザインとなってきました。
エルゴノミクス的に、理にかなったデザインなのかもしれません。

〇ロゴ
「OLYMPUS」から「OM SYSTEM」に切り替わっています。
あまり気になりませんが、違和感はあります。
ただし、前面左下の「II」はやっつけ仕事感を拭いきれない。

【画質】
〇解像度
従来通り2000万画素です。競合のG9 IIで2500万画素、APS-Cで4000万画素、フルサイズで6100万画素の機種が存在していることを考慮すると低解像であることは否めません。

主に風景や物撮り、マクロでの利用となりますが、50MP・80MPのハイレゾモードを利用可能。
動体撮影のトリミング耐性は低いと言わざるを得ませんが、幸いにも小型軽量で高性能な望遠レンズが揃っています。

〇ダイナミックレンジ
E-M1 Mark IIIやG9 PRO IIと比べるとシャドウを持ち上げた際のノイズが多め。ハイライトは同程度。ただし、ライブGNDなどの新機能でカバーすることが出来ます。

14bit RAWによるダイナミックレンジの改善は見られません。
諧調に変化があるのかもしれませんが、12bit RAWとの違いを肉眼で確認するのは難しいのかなと。
そもそも、12bit 14bit RAWのファイルサイズ差がそこまで大きくありません。

〇高感度ISO
4/3型センサーとしては良好ですが、同じ解像度のAPS-Cやフルサイズには匹敵しません。しかし、最近はAIを活用したノイズ処理の手段が増えてきているので、手間を惜しまなければ心配するほどの問題ではありません。

また、先代と同じく、JPEGのノイズ処理が驚くほど優秀なので、JPEG限定であればISO 6400くらいまでは常用できる画質に見えます。

【操作性】

〇ボタンレイアウト
基本的にOM-1と同じ。
利用できる機能が増えているので、物理ボタンに割り当てる機能の取捨選択は迷うかもしれません。

ゴミ箱ボタンを「MENU」ボタンとして利用可能となりましたが、それ以外のカスタマイズには非対応。元のMENUボタンを変更することもできません。

左肩のAFモードボタンやドライブモードボタンもカスタマイズしたいところ。

〇ダイヤル
OM-1のプラスチック素材からゴム素材のダイヤルに切り替わり、指のかかりが良くなっています。

〇タッチパネル
従来通りですが、スーパーコンパネの「顔検出」が「被写体検出」に統合され、置き換わっています。少し使いやすくなりました。

メニュー画面はOM-1と同じで、タッチ操作には非対応。

【バッテリー】

購入直後のため無評価。
やや減りやすいような気もします。

【携帯性】
〇サイズ・重量
マイクロフォーサーズの中では大きいほうですが、ハイエンドミラーレスの中では小型軽量。

【機能性】
〇AF(検出)
被写体検出に「人物」が追加。今のところ、従来の「顔・瞳検出」の延長線上にある機能と感じていますが、頭部を検出できるのは便利。瞳の選択が面倒になっています。ロック機能がありますが、検出が安定していないと使い物になりません。

〇AF(検出精度)
特定の被写体では瞳や顔の検出精度が高く、この際は前景に引っ張られにくいようです。
ただし、顔と身体の検出を行き来するような場合は非常に不安定です。
被写体が多い場合は乗り移りも多い。

新機能として、レリーズボタン半押しとAF-ONボタンで動作を切り替えることが出来るようになりました。これにより、検出機能をカットしてAF-ONボタンで通常のAFターゲットエリアを利用することが可能。

〇AF(TR)
C-AF+TRはぬるぬる動きますが、ソニーのリアルタイムトラッキングほどではありません。

〇ライブGND
試しに使ってみましたが、動体が写りこんでも違和感はほぼありません。
使用時はシャッタースピードが少し遅くなります。動きを止めたい場合はISO感度を上げることになるかもしれません。動体撮影で使えるのかどうかは検証中。

〇連写
プロキャプチャーの撮影枚数は倍増していませんが、バッファに余裕があるので連続使用しやすくなりました。しかし、そろそろ連写時のカットをグループ化して欲しいものです。

【液晶】

従来通りです。
少なくとも手持ちの個体でファインダーとモニタに大きな色ずれはありません。

【ホールド感】

〇グリップ
個人的にはミラーレスカメラの中で、かなり握りやすいグリップだと思っています。
(EOS R5・Z 8・α7R V・G9 II・X-S10などを所有しており比較)

【総評】
完璧とは言えませんが、OM-1の不満点をいくらか改善しています。
AFはシステムに改善が見られるものの、前景や被写体の乗り移りは依然として目立つ場合あり。
状況によっては瞳・顔の検出精度向上を感じるかもしれませんが、被写体が複数存在するようなシーンでは乗り移りでイラっとするかもしれません。

OM-1の総評として「OM-1 Ver 1.00」と締めくくりましたが、このカメラは「OM-1 Ver 2.00」と言ったところ。ライブGNDやバッファ増、操作性の改善は実感していますが、AFが劇的に良くなったと感じるシーンは限定的です。野鳥で使う場合は恩恵を受けやすいかもしれません。

OM-1からのアップグレードでAFが大きな要素ならば、実機をレンタルして確認するか、もう少し様子見したほうが良さそうです。

オリジナルデータ公開用のFlickrアルバムを作成しました。
https://www.flickr.com/photos/145268771@N04/albums/72177720315005042

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満足度4
デザイン5
画質4
操作性4
バッテリー3
携帯性4
機能性4
液晶4
ホールド感5
OM SYSTEM OM-1 Ver 2.00 AF目当てのアップグレードは要確認
当機種ライブGND
当機種被写体が多いと対象が乗り移りやすいです
当機種従来通りAF-Cは高速で応答性が良好

ライブGND

被写体が多いと対象が乗り移りやすいです

従来通りAF-Cは高速で応答性が良好

当機種ISO 4000でもJPEGならば綺麗
当機種ライブGNDの変わった使い方
当機種

ISO 4000でもJPEGならば綺麗

ライブGNDの変わった使い方

E-M1の系譜は全て使用しています。現在はOM-1・OM-1 Mark II ユーザーです。
屋外での実写撮影を元に追記。

【デザイン】
〇質感
マグネシウム合金製のボディで(高級機の中では)小ぶりながらしっかりとした作り。

〇意匠
E-M1 Mark IIあたりから継承しているアイコニックな外観。
ファインダー部がボディから突出しておらず、比較してグリップが大きな印象を受けます。
(実際その通りなのですが)
ここ最近だと、ソニーのα9 IIIも似たようなデザインとなってきました。
エルゴノミクス的に、理にかなったデザインなのかもしれません。

〇ロゴ
「OLYMPUS」から「OM SYSTEM」に切り替わっています。
あまり気になりませんが、違和感はあります。
ただし、前面左下の「II」はやっつけ仕事感を拭いきれない。

【画質】
〇解像度
従来通り2000万画素です。競合のG9 IIで2500万画素、APS-Cで4000万画素、フルサイズで6100万画素の機種が存在していることを考慮すると低解像であることは否めません。

主に風景や物撮り、マクロでの利用となりますが、50MP・80MPのハイレゾモードを利用可能。
動体撮影のトリミング耐性は低いと言わざるを得ませんが、幸いにも小型軽量で高性能な望遠レンズが揃っています。

〇ダイナミックレンジ
E-M1 Mark IIIやG9 PRO IIと比べるとシャドウを持ち上げた際のノイズが多め。ハイライトは同程度。ただし、ライブGNDなどの新機能でカバーすることが出来ます。

14bit ハイレゾでシャドウのノイズは良く抑えられています。ただし、ハイライトが通常よりも狭いので注意。

〇高感度ISO
4/3型センサーとしては良好ですが、同じ解像度のAPS-Cやフルサイズには匹敵しません。しかし、最近はAIを活用したノイズ処理の手段が増えてきているので、手間を惜しまなければ心配するほどの問題ではありません。

また、先代と同じく、JPEGのノイズ処理が驚くほど優秀なので、JPEG限定であればISO 6400くらいまでは常用できる画質に見えます。

【操作性】

〇ボタンレイアウト
基本的にOM-1と同じ。
利用できる機能が増えているので、物理ボタンに割り当てる機能の取捨選択は迷うかもしれません。

ゴミ箱ボタンを「MENU」ボタンとして利用可能となりましたが、それ以外のカスタマイズには非対応。元のMENUボタンを変更することもできません。

左肩のAFモードボタンやドライブモードボタンもカスタマイズしたいところ。

〇ダイヤル
OM-1のプラスチック素材からゴム素材のダイヤルに切り替わり、指のかかりが良くなっています。

〇タッチパネル
従来通りですが、スーパーコンパネの「顔検出」が「被写体検出」に統合され、置き換わっています。少し使いやすくなりました。

メニュー画面はOM-1と同じで、タッチ操作には非対応。

【バッテリー】

購入直後のため無評価。
やや減りやすいような気もします。

【携帯性】
〇サイズ・重量
マイクロフォーサーズの中では大きいほうですが、ハイエンドミラーレスの中では小型軽量。

【機能性】
〇AF(検出)
被写体検出に「人物」が追加されています。今のところ、従来の「顔・瞳検出」の延長線上にある機能と感じていますが、被写体検出に統合されました。瞳や顔の検出精度は良好ですが、キヤノン・ソニーほどではありません。また、検出が外れたタイミングで前景に引っ張られる場合あり。

〇AF(検出精度)
特定の被写体では瞳や顔の検出精度が高く、この際は前景に引っ張られにくいようです。
ただし、顔と身体の検出を行き来するような場合は非常に不安定です。
被写体が多い場合は乗り移りも多い。

新機能として、レリーズボタン半押しとAF-ONボタンで動作を切り替えることが出来るようになりました。これにより、検出機能をカットしてAF-ONボタンで通常のAFターゲットエリアを利用することが可能。

〇AF(TR)
C-AF+TRはぬるぬる動きますが、ソニーのリアルタイムトラッキングほどではありません。

〇ライブGND
試しに使ってみましたが、動体が写りこんでも違和感はほぼありません。
使用時はシャッタースピードが少し遅くなります。動きを止めたい場合はISO感度を上げることになるかもしれません。動体撮影で使えるのかどうかは検証中。

〇連写
バッファが倍増している点について今後検証予定。
プロキャプチャーの撮影枚数は倍増していませんが、バッファに余裕があるので連続使用しやすくなりました。しかし、そろそろ連写時のカットをグループ化して欲しいものです。

【液晶】

従来通りです。
少なくとも手持ちの個体でファインダーとモニタに大きな色ずれはありません。

【ホールド感】

〇グリップ
個人的にはミラーレスカメラの中で、かなり握りやすいグリップだと思っています。
(EOS R5・Z 8・α7R V・G9 II・X-S10などを所有しており比較)

【総評】
完璧とは言えませんが、OM-1の不満点を改善していることが分かります。
AFはシステムに改善が見られるものの、前景や被写体の乗り移りは依然として目に付きます。
状況によっては瞳・顔の検出精度向上を感じるかもしれませんが、一部の被写体のみである可能性がありそうです。

OM-1の総評として「OM-1 Ver 1.00」と締めくくっていましたが、このカメラは「OM-1 Ver 2.00」と言ったところ。

今のところライブGNDやバッファ像、操作性の改善は実感していますが、AFが劇的に良くなったとは感じていません。(今後は様々なシーンでチェック予定ですが)
OM-1からのアップグレードでAFが大きな要素ならば、実機をレンタルして確認するか、もう少し様子見したほうが良さそうです。

ひとまずオリジナルデータ公開用のFlickrアルバムを作成しました。
https://www.flickr.com/photos/145268771@N04/albums/72177720315005042

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レベル
初心者
主な被写体
風景
子供・動物
夜景
その他

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満足度4
デザイン5
画質4
操作性4
バッテリー無評価
携帯性4
機能性5
液晶4
ホールド感5
OM SYSTEM OM-1 Ver 2.00
別機種
別機種
別機種

機種不明
機種不明
機種不明

E-M1の系譜は全て使用しています。現在はOM-1・OM-1 Mark II ユーザーです。

【デザイン】
〇質感
マグネシウム合金製のボディで(高級機の中では)小ぶりながらしっかりとした作り。

〇意匠
E-M1 Mark IIあたりから継承しているアイコニックな外観。
ファインダー部がボディから突出しておらず、比較してグリップが大きな印象を受けます。
(実際その通りなのですが)
ここ最近だと、ソニーのα9 IIIも似たようなデザインとなってきました。
エルゴノミクス的に、理にかなったデザインなのかもしれません。

〇ロゴ
「OLYMPUS」から「OM SYSTEM」に切り替わっています。
あまり気になりませんが、違和感はあります。
ただし、前面左下の「II」はやっつけ仕事感を拭いきれない。

【画質】
〇解像度
従来通り2000万画素です。競合のG9 IIで2500万画素、APS-Cで4000万画素、フルサイズで6100万画素の機種が存在していることを考慮すると低解像であることは否めません。

主に風景や物撮り、マクロでの利用となりますが、50MP・80MPのハイレゾモードを利用可能。
動体撮影のトリミング耐性は低いと言わざるを得ませんが、幸いにも小型軽量で高性能な望遠レンズが揃っています。

〇ダイナミックレンジ
E-M1 Mark IIIやG9 PRO IIと比べるとシャドウを持ち上げた際のノイズが多め。ハイライトは同程度。ただし、ハイレゾモードの14bit RAWやライブGNDなどの新機能でカバーすることが出来ます。

〇高感度ISO
4/3型センサーとしては良好ですが、同じ解像度のAPS-Cやフルサイズには匹敵しません。しかし、最近はAIを活用したノイズ処理の手段が増えてきているので、手間を惜しまなければ心配するほどの問題ではありません。

また、先代と同じく、JPEGのノイズ処理が驚くほど優秀なので、JPEG限定であればISO 6400くらいまでは常用できる画質に見えます。

【操作性】

〇ボタンレイアウト
基本的にOM-1と同じです。
利用できる機能が増えているので、物理ボタンに割り当てる機能の取捨選択は迷うかもしれません。

ゴミ箱ボタンを「MENU」ボタンとして利用可能となりましたが、それ以外のカスタマイズには非対応。元のMENUボタンを変更することもできません。

個人的には左肩のAFモードボタンやドライブモードボタンもカスタマイズしたいところ。

〇ダイヤル
OM-1のプラスチック素材からゴム素材のダイヤルに切り替わり、指のかかりが良くなっています。

〇タッチパネル
従来通りですが、スーパーコンパネの「顔検出」が「被写体検出」に統合され、置き換わっています。少し使いやすくなりました。

メニュー画面はOM-1と同じで、タッチ操作には非対応。

【バッテリー】

購入直後のため無評価。
とは言え、OM-1とほぼ同じハードなので、同程度と期待しています。

【携帯性】
〇サイズ・重量
マイクロフォーサーズの中では大きいほうですが、ハイエンドミラーレスの中では小型軽量。
快適なグリップや快適なボタンレイアウトを考慮すると、これくらいのサイズになるのかもしれません。

【機能性】
〇AF(検出)
被写体検出に「人物」が追加されています。今のところ、従来の「顔・瞳検出」の延長線上にある機能と感じていますが、被写体検出に統合されました。瞳や顔の検出精度はかなり良好です。ただし、それ以外の頭部・身体などを検出する精度は改善の余地があるように見えます。

〇AF(検出精度)
OM-1の「前景に引っ張られる」問題はある程度の改善が見られます。
特に顔や瞳の検出時が良好。頭部や身体の検出時はやや不安定で、乗り移りもあります。

新機能として、レリーズボタン半押しとAF-ONボタンで動作を切り替えることが出来るようになりました。(写真5枚目)
これにより、検出があてにならない場合、AF-ONボタンで通常のAFターゲットエリアを利用することが可能。

〇AF(TR)
C-AF+TRはぬるぬる動きますが、ソニーのリアルタイムトラッキングなどと比べると乗り移りやすいです。被写体検出を利用できる場合は検出モードのほうが良いかもしれません。

〇ライブGND
試しに使ってみましたが、動体が写りこんでも違和感はほぼありません。
使用時はシャッタースピードが少し遅くなります。動きを止めたい場合はISO感度を上げることになるかもしれません。動体撮影で使えるのかどうかは検証中。

〇ライブND128
従来のND64からさらに1段幅広く利用できるようになりました。

〇連写
バッファが倍増している点について今後検証予定。
そろそろ連写時のカットをグループ化して欲しいものです。

【液晶】

従来通りです。
少なくとも手持ちの個体でファインダーとモニタに大きな色ずれはありません。

【ホールド感】

〇グリップ
個人的にはミラーレスカメラの中で、かなり握りやすいグリップだと思っています。
(EOS R5・Z 8・α7R V・G9 II・X-S10などを所有しており比較)

【総評】
完璧とは言えませんが、OM-1の不満点を改善していることが分かります。
特にAF周りの改善がしっかりと感じられ、顔・瞳検出の動作が非常に安定しています。
OM-1の総評として「OM-1 Ver 1.00」と締めくくっていましたが、このカメラは「OM-1 Ver 2.00」と感じています(良い意味で)。

個人的には、この状態で初代OM-1を投入して欲しかったところ。
(初代も2024秋にファームウェアアップデートを予定している模様)

個人的に4/3型で不満だったダイナミックレンジの狭さは、ハイレゾ14bit RAWやライブGNDで緩和できるのではないかと期待しています。そのあたりは今後ブログでじっくり検証予定です。

ひとまずオリジナルデータ公開用のFlickrアルバムを作成しました。
https://www.flickr.com/photos/145268771@N04/albums/72177720315005042

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OMデジタルソリューションズ > OM SYSTEM OM-1 ボディ
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初心者
主な被写体
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子供・動物
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