この値段でこの音質は感動レベル
【デザイン】
サウンドバーは側面だけでなく、上面もファブリックで覆われていてエントリーモデルながら高級感がある。サブウーファーもバスレフポートが光沢仕上げで、スピーカーがない前面部分も全てファブリックで覆われていて、好印象。
【高音の音質】
このサウンドバーは若干上に傾斜しているので、音の定位が高くなり、非常に聞きやすい。高音の抜けが良く、こもることもない。人の声も非常に聞きやすい。
【低音の音質】
この機種の1番の特徴であるように感じた、低音は大きなサブウーファーのおかげで3万円台のサウンドバーとは思えないほど、重低音を鳴らしてくれて、映画館に近い迫力だ。
【機能性】
Wi-Fi、AirPlay、Alexaなどには対応しておらず、テレビの音を聞く以外にはBluetooth機能しか搭載されていないので、機能性は低い。ただその分コストが音質に向けられているので、スピーカーとしてのコスパは非常に高い。
【入出力端子】
HDMI入力端子はなく、HDMI出力と光デジタルのみ。非常に簡素であるが、eARC対応でHDMI端子を多く搭載しているテレビに繋ぐのであれば、特段問題はなく、シンプルで接続しやすい。
【サイズ】
サウンドバーはサイズとしては標準的だが、サブウーファーがサウンドバー付属にしてはかなり大きい。これだけの低音を出すには仕方ないのかもしれないが、もう少しコンパクトだと嬉しい。
【総評】
10年以上使っていたテレビ台一体型のSONYのRHT-G15からこの機種に買い換えたが、一言で表すと、感動するほどの差がある。音の定位が物理的に上がったので、聞きやすくなったことはもちろん、別体のサブウーファーはとても迫力があり、驚くほどだ。音の広がりも非常によくなり、サラウンド感がとても増した。いつも見ている地上波のテレビ番組やCMでさえも、地デジ程度の音でもこんないい音で聴けたんだと感動するレベル。
テレビはSONYのX95J 65インチを使用しているが、その内蔵スピーカーは低音がとても弱くシャカシャカしていて聞くに耐えず、RHT-G15の方が全然いいなと思っていたが、今回SR-B40Aに買い換えたらそれ以上の迫力と臨場感で感動を覚えた。この値段でこの音質を手に入れられるとは想像していなかったので、非常に満足している。
Wi-FiやHDMI入力端子などは非搭載だが、手軽にテレビ放送やスマホの音楽を迫力ある音で楽しみたい、という人には非常にお勧めできる機種である。