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試聴風景。 |
ワイヤレスサブウーファが付属。縦置きで省スペース。 |
バー部。ファブリックの質感のご参考に。 |
オーディオ・ビジュアル評論家としての活動を通じてのレビューです。
試聴はヤマハ事業所内の施設(一般には非公開)にて行いました。
【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
テレビ前に設置するバー部分は、角が緩やかで柔らかな雰囲気。また、ファブリック地で覆われていて、質感も良く感じます。
カラー名は「ブラック」ですが、ファブリックの色は完全な黒ではなく、ダークグレーでオシャレな印象。幅広いインテリアとの馴染みも良さそうです。
【高音の音質】
価格帯からご想像頂けると思いますが、「最高峰」というよりは、何かとシンプルで、その中で、ヤマハらしいサウンドか否かが、評価のポイントになろうかと思います。
ヤマハは社内で「TURUE SOUND」という音質評価会を設け、一貫した音フィロソフィーを持って製品開発に取り組んでいるそうです。
いろいろな項目がありますが、中でも「楽器の音色を失わない」はヤマハらしいと感じる部分で、実際に試聴しても頷けるもの。特に弦楽器はキレが良くダイナミックかつナチュラルな響きが印象的。心地よく感じました。
Dolby Atmosはバーチャル再生で、アルゴリズムも特に凝ったものではないようですが、音の定位が立体的かつ明瞭で包み込まれ感も高水準。アンプやスピーカーの素の良さがこうした表現力の高さに繋がっていると思います。
【低音の音質】
サブウーファーが付属し迫力があります。キャビネットがしっかりしているようで、量感やパワーを感じつつも不要な音がせず、引き締まって質感表現が良好。ベースなど低域楽器も音色や音程表現に安定感があり、ヤマハの良さを感じます。
【機能性】
サウンドモードは、「STEREO」「STANDARD」「MOVIE」「GAME」の4つです。「MUSIC」的なモードも欲しいところですが、音楽ライブ作品は「MOVIE」で良い感じに。
ほか、低域感を増強する「バスエクステンション」や、リモコンボタンでサブウーファーの音量が簡単に調整できるなども実用的です。
【入出力端子】
eARC/ARCに対応したHDMI端子を搭載しています。
ほか、光デジタル入力も角型が1つあります。
サウンドバーとしては実用充分と言えます。
【サイズ】
サウンドバー部は、910W×68H×133Dmm。サブウーファーは194W×419H×407Dmmです。因みに、40型テレビの画面幅は約90cmです。
【総評】
何かとシンプルですが、肝心の音質とサラウンド感は良好。限られたコストの中で、ヤマハらしい高音質を実現できていると思います。
機能やスペックよりも音質を重視される方にとって、本機はコストパフォーマンスが高く感じる良い選択だと思います。