FUJIFILM X-S20 XC15-45mmレンズキット レビュー・評価

ます最初に申し上げておきたいのは、私は一眼カメラが初めての超初心者ということです。
写真はコンデジやスマホしか使ったことないです。動画もハンディカメラ、スマホ、GoProです。
そのため初心者からみた意見としてご理解いただきたいです。
また元々写真というよりは動画を撮りたくて買いました。従って少し視点が偏っているかもしれませんが、ご了承下さい。

【デザイン】
ソニーのα7などと比較したのですが、デザインで決めたようなものです。
一眼カメラらしいデザインです。ただ個人的にはシルバーが好きなんですがなかったのが残念です。

【画質】
ちゃんとフォーカスが合っていればとてもいいと思います。動画も写真も解像度なども明らかにiPhone 15 Pro Maxよりも優ってました。GoProは解像度悪いので比較にならないほどこちらの方がいいです。ハンディカメラは今持ってないので比較できないですが、きっといいと思います。

色合いも私の好みで空の青さがいいですね。あと茶色も良くて、エジプトのピラミッドやアブシンベル神殿他、各種神殿って基本茶色ですが、iPhoneなどと比べて非常にいい感じの色合いでした。前述の空の青さとのコントラストも抜群でした。フィルムシミュレーション使いこなしてないので使ったらもっと好みにできるかもしれないです。

しかし動画の場合フォーカスに大問題があります。フォーカスが合わない動画、写真ほど酷いものはありません。高画質も高解像度もいい色合いもすべて台無しです。それは次の【操作性】に書きます。

【操作性】
この項目に書くべきか分かりませんが、動画のフォーカスが極めて酷いです。
被写体にフォーカスが追従するコンティニューアスフォーカス設定が基本だと思いますが、普通に風景（ピラミッドや神殿など）を撮ってるのにフォーカスが悩んでフラフラします。今合っているのに不必要にフォーカスがずれることがよく起こりました。暗めだと（夜間は勿論曇り程度でも）、これが極めて顕著になります。
富士フィルムのサポートに聞いたところ風景など動かないもの（静止物）はシングルフォーカスで撮ってくれといいます。
しかしその場合、撮影開始時に決めたフォーカス固定なので、例えばパンをした時に距離の異なる被写体に移った場合、その被写体にフォーカスが追従しません。その場合は何といちいちシャッターボタンなどで都度フォーカスを合わせ続けろと言うのです。つまり自分の操作で追従させろということです。こんな操作面倒でやってられないでしょう。信じ難い仕様です。極普通の動画撮影操作ができないってことですよ。
パンをする場合カメラから見たら動いているものを撮るのと一緒だからコンティニューアスフォーカスがいいのではと言ったのですが、それだとフォーカスの迷いが起こるらしいです。訳が分かりません。

あとシャッターボタンの横に動画ボタンがあり、モードダイヤルが写真モードでも動画がすぐ撮れる訳ですが、このボタンで撮った動画の設定はあくまでモードダイヤルを動画以外に設定した場合の「動画」という項目のものが反映されるそうです。で、そこにはフォーカス設定など多くの動画モードだとある設定がなくので、例えばフォーカス設定はコンティニューアス固定だそうです。酷い仕様ですね。このボタンはあくまでエマージェンシー用ってことみたいです。前述のシングルフォーカスにできないということですよ。じゃあ静止物は撮れないってことかよ。ふざけるなと言いたいですね。

【バッテリー】
この機種から良くなったということですが、全然良くないです。いろいろ操作していているだけでもすぐ無くなります。

【携帯性】
まあ軽い方なのではないですか。これ以上小さいと一眼らしくないので。

【機能性】
手振れ補正も全然だめですね。GoProなどのアクションカメラと比較してはいけないかもしれませんが、iPhone 15 Proと比べても雲泥の差です。ハンディカメラと比較しても劣ってます。
IBIS/OISはそれなり効いているのですが、DISとブーストの効果が全くないです。はっきり言って歩きながらの撮影は不可能です。DISなどはクロップというデメリットを甘受しているのにその効果がないってどういうことって感じです。これで手振れ補正が進化したなんてよく言えたものです。

【液晶】
特に見やすい訳でもタッチがいい訳でもないけど、特別悪いこともないです。

【ホールド感】
まあ悪くないです。少なくとも私の手にはなじんでます。

【総評】
20万円以上もかけて失敗しました。素人が少なくとも写真撮影にしっかりとしたビジョンもなく、一眼なんて手を出すものではないです。やはり一眼は基本的に写真のためのものでまだまだ動画はおまけです。
ただこの動画の異様なくせは富士特有だったのかもしれません。ソニーだったらこんなことなかったのかなあ。ハンディカメラも出してるし、その操作感で撮れたのかも。
AUTOでもそこそこ撮れて、いろいろ弄って本来の機能を発揮すると思ってましたが違いました。
AUTOだとスマホやハンディカメラよりだめだめ。いろいろ弄ってやっと同じ。弄り倒してやっと優るといった感じでしょうか。エジプト旅行を台無しにされました。
フォーカスさえしっかりしていれば画質そのものはとてもいいだけに非常に残念です。

【デザイン】
カメラらしいデザインは購入動機の一つ。
そこそこの高級感だが十分かっこいいと思う。
【画質】
キットレンズだけどサンプルをいろいろ見ていたので予想通りの高画質。
ダイナミックレンジも広く感じて暗所に強くノイズが目立ちにくい。
明暗を問わず画質は静止画も動画もAPSの中ではかなりいいと思う。
【操作性】
各ファンクションは慣れればスムーズに操作できるけど細かい調整項目も多いからなかなか使いこなし甲斐がある。
キットレンズの電動ズームだけはなかなか慣れない。
動画撮影中にズームさせるとジー音も入るから手動ズームがよかった。
【バッテリー】
長持ちするとは言われているけど自分的には普通かな。
静止画なら余裕で１日もつけど動画多用だと減りは早くなるから要注意。
あといろいろ設定変更とか弄り回していると意外と電池食うみたい。
【携帯性】
小型軽量で一眼で持ち歩くならこのぐらいのサイズがちょうどいい。
【機能性】
フィルムシミュレーションは普段はプロビアかアスティアがほとんど。
気分によって様々なシミュレーションを使うけどこれが難しくて楽しい。
明るさや彩度やダイナミックレンジやトーンカーブ等も調整できるので
好みの画質を作る楽しみもある。
（実際は標準設定が優秀なのであまりいじる必要性は少ない）
AFも困ったことはなく十分な性能だと思うが設定は少しわかりにくい。
動画の手ぶれ補正が弱いと言われるけど歩き撮りは以外は全く問題ない。
歩き撮りは手ブレ全部入りでも歩いている様子がわかるぐらいの補正量だけど大人しく歩けばそれほど気にならない。（歩き撮りはスマホが多いので）
社外のOIS無しレンズだと弱いのかもしれない
【液晶】
特に良くも悪くもないけど普通に見やすいしタッチパネルは便利。
【ホールド感】
普通の一眼レフの形状でありグリップも深く片手でもホールドし易い。
【総評】
S10と比べて高いという印象だったけど実際はとても満足度が高いカメラ。
ストレスなく静止画も動画も綺麗に撮れて内蔵ストロボがあるのも便利。
キットレンズも15mmからの超便利な仕様なのでとても重宝している。
初心者も含めて多くの人にお勧めできるカメラだと思う。

【デザイン】
正直、値段の割にチープさを感じる・・・

【画質】
期待しすぎたのか、元より好条件下にAPS-Cで撮れる画の画質がさほど進化してないのではないか？とさえ思ってしまう。ただ、暗所耐性などは確実に進化しているとは思った。腕が悪いのが原因だろうか。

【操作性】
可もなく不可もなくといったところか。初心者でも扱いやすいとは思う。

【バッテリー】
これは文句なし。とても良い。

【携帯性】
頑張ってると思う。レンズが色々あるのだが、お散歩カメラとして使うレンズを頑張って欲しい。普段使いならキットも良いし、 XF16mmF2.8 R WRあたりも良いと思う。換算24mmは油断すると余計なものが映り込むので、XF27mmF2.8 R WRやXF18mmF2 Rを使ってる人も多いのではないかと推察。ここに書くべきではないのかも知れないが、XF18mmF2 Rはよいレンズなのだが、そろそろリモデルしても良いのではないだろうか。

【機能性】
機能はよいと思う。特に処理も速い。上級者でも、よほどこだわりがない限り満足できると思う。

【液晶】
普通といえば普通。

【ホールド感】
これはよい。形も好きだし、持ちやすい。レンズとのバランス次第というところもあるだろうが

【総評】
メインのカメラ（フルサイズ）に追加で持っているサブ兼お散歩カメラを新調するにあたり、マウントに拘りなく、全社検討してみた。ミラーレスAPS-Cのシステムとしては、Xマウントはレンズの選択肢もあることから、 X-S20を選択した・・・が、ちょっと過度な期待をしてしまったのかも知れない。レンズと腕次第という部分もあるのだろうから、もう少し使い込んでいきたいが、供給が追い付いてないこともあって高値どまりなため、過度な期待をしてしまったのかも知れない。

【デザイン】
APSCでOM5とあまりら変わらない大きさを実現しているというところ◯
ホットシューカバーくらいつけて欲しい×
【画質】
XS10から高感度とダイナミックレンジの性能が向上◯
【操作性】
XS10から電源スイッチ、バリアングル液晶の開閉など可動部の質感が大きく向上。XH2に近い。
質感向上のレビューがほとんどないため、実機に触れてみることが必要。

XS10の可動部、電源スイッチはオンオフで遊びがあり、斜め上や下にずれるような感覚があったが解消されて、質感が良くなっている。
【バッテリー】
連射、動画を多用しないため未評価
【携帯性】
マイクロフォーサーズ機と変わらない。
【機能性】
キットレンズであれびほんとうに軽い。そして、キットレンズでもかなり写りが良い。エンジンの世代の問題と思われる。
【液晶】
実質的にXS10と変わらないはずだが、自動認識の認識の速さのためか、まるで別物に感じる。
また、XS10ではバッファ不足のせいかEVFの画像がバラつくことがあったが、XS20で解消されている。
【ホールド感】
XS10と劇的に変わらない。
【総評】
XS10よりも出てくる絵が良い。質感は大きく向上。表面の仕上げもXS10よりも、XH2寄りになっている。この部分は大きく評価して良い。しかし、レンズキットで15万円前後が妥当ではないか？ドル建てで定価を設定して、円安だから価格が上がった、という理屈は日本国内マーケットを後回しにしているようでなんとも納得がいかない。