EOS R100は10年続いたAPS-CのEF-Mマウントを捨てて、フルサイズと共通のマウントに鞍替したモデルの第4弾です。キヤノンは少しだけ仕様を変えたモデルをバリエーションとして用意するのが常套で、他社なら2機種程度で済ますところを4機種矢継ぎ早に出してきましたが、その最もロ-エンドモデルがこのEOS R100となり、R100→R50→R10→R7の順でR7が最上位機種となります。
ニコンならZ30→Z50、ソニーなら、α6400→α6700とAPS-Cは二機種しかありませんが、意味はよく分かりませんね。
操作系は、上級者のサブ機として使えるように、上手に即応性や機能を落としています。上級機がワンタッチでできることを2タッチでできるようにしたり、機種のランクによる機能調整が上手です。
本機の実用上の問題点は二つ。
それは、このキットレンズ以外に交換レンズを入手して一眼レフとして活用しようと考えた時に発生する問題です。
一つ目が、RFマウントのAPS-C用レンズがわずか4モデルしかなく、新マウントのため中古で安く買うというソニーのα6400なら簡単なことが難しいこと。しかもRFマウントのAPS-Cレンズはスペックの割には低機能で高価格です。
二つ目が、旧モデルのEF-Mマウントレンズはアダプタ等も用意されず、使用が不可能なこと。
個人的にもEF-Mマウントレンズを数本保有していますが、RFマウントでは利用できないんですね。簡単にユーザを切り捨てるという、EF-Mユーザには何の配慮もしてくれないメーカ―です。
個人的には、EF-M→RFマウントアダプタぐらい配っても罰は当たらないと考えますが。
こういう姿勢がEマウントを守り続け、旧AマウントレンズでもほとんどAFが使えるアダプタを用意して30年前のレンズ資産をも有効活用できるソニーとは真逆なので、RFマウントのカメラであるR100は個人的にはお勧めできません。
RFマウントユーザーもしくは、ボディと標準レンズ一本で完結できる使い方の方に向くカメラです。
言い換えると、もともと、この手のローエンド機を買うユーザは交換レンズなど買わない。そういう考えのもとに企画されたのがR100やR50だということです。
当然ですが、そんな発展性にいろいろな問題を持つシステムを個人的におススメすることは到底できません。